新型「V60クロスカントリー」は、ワゴンの多用途性とSUVの走破性を“いいとこ取り”したクロスオーバーモデルとなる。
主力ステーションワゴンの「V60」をベースに、最低地上高を75mm高めた210mmとしながら、専用サスペンションを採用することによってオンロードでの快適な乗り味と悪路での走破性をバランスさせている。
また、メッシュ調のフロントグリルやホイールアーチをはじめとしたボディ下回りの樹脂パーツなど、より逞しくアウトドアでも映える専用のエクステリアデザインが与えられている。
ボディサイズを比較してみよう。
新型V60クロスカントリー=全長4,785×全幅1,895×全高1,505mm、最低地上高210mm
V60=全長4,760×全幅1,850×全高1,435mm、最低地上高145mm
XC60=全長4,690×全幅1,900×全高1,660mm、最低地上高215mm
新型V60クロスカントリーは、伸びやかなスタイルを維持しながらもワイド化。210mmの最低地上高は走破性を高めるとともに、荷物の出し入れのしやすさにも配慮している。
パワートレーンは1種類で、他の60シリーズにも搭載される2.0L直噴ガソリンターボの「T5」エンジン+8速ATに、AWD(全輪駆動)を組み合わせる。最高出力は254ps/5,500rpm、最大トルクは350Nm/1,500-4,800rpmを発生する。電動化を推し進めるボルボらしく、ディーゼル車の設定はない。
また、V60のガソリンモデルはFFのみのため、「ガソリン+AWD」を希望するのであれば新型V60クロスカントリーの一択となる。
ちなみにV60の場合は「ガソリン+FF」もしくは「PHEV+AWD(出力違いで2種類)」から選択。XC60の場合は「ガソリン+AWD(出力違いで2種類)」と「PHEV+AWD」に加え、「ディーゼル+AWD」も選べる。
クリーンかつ機能的なインテリアはV60を踏襲。安全装備も同様で、「対向車対応機能」を新たに追加した16種類以上の運転支援システム「IntelliSafe(インテリセーフ)」を標準装備する。
価格は549万円~。V60が499万円~、XC60が599万円~なので、キャラクターと同じく価格的にもちょうど真ん中に位置する。
(zlatan)
画像元:ボルボ・カー・ジャパン
- 1
- 2