6人の人気作家と個性あふれる愛猫たちの日常が一冊に‼︎

猫好きにはたまらない! NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」をオールカラーで一冊にまとめた、『もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた』が発売になった。

今回は、6人の人気作家と愛猫との暮らしが、125点の写真とインタビューで綴られている。さらに番組のために書き下ろされた、愛猫をテーマにしたエッセイや、掌編小説も収録。

本書は「はじめての猫」「いつでも猫」「これからも猫」の三部構成になっている。


まずは角田光代さんと吉田修一さん。猫との出会い、そして初めて猫と暮らす戸惑いと喜び、生活の変化が語られていく。そこからは猫という生き物の魅力が、新鮮な驚きや発見とともに伝わってくるはずだ。

次に、子供のころから猫と暮らしてきた、村山由佳さんと柚月裕子さん。猫たちと人生をともにしてきた二人からは、猫なしでは生きられない、猫への切実な思いが痛いほど伝わる。

​​そして最後は、保坂和志さんと養老孟司さん。保坂さんは、15年の付き合いになる、いまだ触らせてくれない外猫との毎日を、養老さんは、ともに老後を迎えた15歳の愛猫との生活を語っている。やがてそれは、人間とは何か、世界とは何かという問いに繋がっていく。

人気作家6人といずれも個性あふれる猫たち。読むだけで眺めるだけで、心あたたまる一冊だ。

(Takako.S)

『もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた
NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も』
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309027838/