アルファロメオもディーゼル戦線に参入! 「ステルヴィオ」では新たなエントリーグレードとして設定

アルファロメオ×ディーゼルという組み合わせは少しばかり意外にも思えるが、実はディーゼルの主流であるコモンレール式をこの世に生みだしたのは、何を隠そうアルファロメオ。また、ディーゼル先進国の欧州では、当然ながらアルファロメオのディーゼル車は珍しいものではない。

そして、最新の2.2Lディーゼルターボは、新世代のアルファロメオを象徴する「ジュリア/ステルヴィオ」の車両設計と並行して開発が進められた、高性能かつクリーンな“スポーツディーゼルエンジン”となる。

出力特性はモデル毎で異なり、ジュリアが最高出力190ps/3,500rpm、最大トルク450Nm/1,750rpmを、ステルヴィオが210ps/3,500rpm、最大トルク470Nm/1,750rpmをそれぞれ発生する。トランスミッションはいずれも8速ATを組み合わせ、0-100km/h加速は前者が7.2秒、後者はディーゼルSUVとしてトップレベルの6.6秒をマークする。

また、わずか1,250rpmで300Nm以上を発揮するため、トルクフルな加速と日常域での扱いやすさ、さらには優れた燃費性能を享受できる。WLTCモード燃費は、ジュリアが17.2km/L、ステルヴィオが16.0km/L。もちろん、世界的にも厳しい日本の排出ガス基準「ポスト新長期規制」をクリアしている。

さらには、アルミ製エンジンブロックや中空カムシャフトなどを採用し、エンジン単体重量がクラストップの軽さ(155kg)に仕上げられているのも大きな特長になる。この事実は、クイックかつ収まりの良いアルファロメオらしい軽快なハンドリングの実現に大きく寄与している。

価格は「ジュリア 2.2 ターボディーゼル スーパー」が556万円、「ステルヴィオ 2.2 ターボディーゼル Q4」が617万円。装備はガソリン仕様の同グレードとほぼ同等で、Apple CarPlay/Android Autoに対応したConnectシステム、シートヒーター付のレザーシート、ACC、リアパーキングカメラなどを備える。とくにステルヴィオでは早い段階でもっとも人気のグレードとなるだろう。

(zlatan)

画像元:FCAジャパン