フランスのラグジュアリーブランド、ロンシャンが2019年秋冬コレクションをニューヨーク・ファッションウィークで発表。
“A voyage of self-discovery and independence” ~自己発見、そして自立への旅~をテーマとしたコレクションは、ロックンロールなスピリットと、それにマッチするワードローブを纏い世界を奔放に旅する女性の自由なエネルギーを表現した全40ルックで展開した。
今回のコレクションは、大胆にスタイルを組み合わせた独自のルックを完成。ランウェイは、“パリとニューヨークの距離”を題材に、インテリアデザイナーのアンドレ・プットマン氏と、氏のデザインしたコンコルド機の内装カーペットをヒントにした。
パリとニューヨーク両都市の独特のオーラが盛り込まれた40ルックが、まるで大西洋を横断するようなショーとなった。
◾️プレタポルテ
パリの女性の自然なフェミニンさを、大きく波打つシルクのドレスや刺繍入りのチュールやウールのガーゼを用いたプリーツスカートに反映。
これらにパリッとしたブラックのレザーのトップスや、ニューヨークの都会的な空気を表現するグラフィックプリントやアパルーサプリントのカチッとしたコートを組み合わせた。
ドレスにはスタッズをあしらったグログランのリボンなどのディテールを使用。エレガンスとロックなエッジをシームレスにミックスした。
◾️新ライン「LGP」
プレタポルテの特徴は、70年以上の歴史をもつロンシャンの新しいロゴ「LGP」を冠した各ピースでも表現。
ドイツの伝説的なデザイン学校のバウハウスのアーティストたちや、ニューヨークの迷路のような格子状の道路をヒントにデザインされた「LGP」は、LONGCHAMPの文字がプレタポルテとバッグに散りばめられ、ジャケットやセパレートの組み合わせは大都市のクールな格好良さを色濃く映し出している。ロンシャンのハンドバッグの新作コレクション「La Voyageuse」には、特にそれが顕著に表現されています。
◾️ハンドバッグの新コレクション「La Voyageuse」
携帯用の化粧バッグをモデルにした「La Voyageuse」のコンパクトなシルエットは女性らしい魅力を滲ませ、その名が示すとおり、旅の完璧なパートナーになるデザイン。長距離のトラベル用ラージサイズ、移動の多い人に最適な折りたたみ可能なバージョンも。今回はじめてミニチュアサイズができた、ロンシャンのアイコニックな「Le Pliage®」ともよく調和する。
◾️バッグ
すべてのバッグにさまざまなカラーを取り揃え、クロコダイルプリントのレザーからレオパードプリントのカーフヘア、「LGP」のロゴをエンボス加工したスムースレザーまで、素材もいろいろラインナップ。いずれも、エレガントな表現でいてとてもエキサイティングな展開となっている。
◾️シューズ
バッグ同様に、グラフィカルさとフェミニンさを併せもつシューズにもそのエネルギーを反映。パッチワークや鮮やかなパイソンプリントのレザーを、ニーハイあるいはアンクル丈のプラットフォームブーツに取り入れた。人々を魅了し目を奪う艶やかなドレスやスカートにエッジを効かせてくれるブラックのライダーブーツもラインナップしている。
ロンシャン・ジャパン: http://jp.longchamp.com/
(Yuko Ogawa)