焼き牡蠣と尾道料理「かき左右衛門」でいただく牡蠣料理

尾道に宿泊となれば一番に食べたいのは「牡蠣」。

ホテルにチェックインをして牡蠣料理の店を探し、予約の電話をいれると残り二席が辛うじて空いていた。

伺った店は、尾道駅から徒歩で15分ほどの場所に建つ焼き牡蠣と尾道料理の店「かき左右衛門」。

 

レトロ感あふれる店は昔海鮮物問屋だったものをそのまま利用しているそう。

真ん中に目につく大きな看板を掲げ、旗暖簾には『鮮度抜群の焼き牡蠣と瀬戸内の海の幸を使った尾道料理。ここでしか味わえない尾道ならではの「食」の楽しみを存分に堪能してください。』とあり、思わず期待が膨らむ。

 

メニューには単品のほか各種定食やコース料理、飲み放題のプラン、ランチメニューも。

瀬戸内海産、尾道近海にこだわった新鮮な魚介の料理がずらりと並んでいるが、牡蠣料理ばかりを目が追ってしまう。

焼き牡蠣をオーダーし、「牡蠣の燻製」をアテに生ビールをいただく。

しっかりと燻された香りと濃縮された牡蠣の味がなんともおいしい一品。

 

焼き牡蠣は大きな殻の中でふっくらと焼き上がり、口に含めば潮の香りと牡蠣独特の旨み、滋味がフワッと広がる。

 

「カキオーブン焼き三種盛り」はロックフェラー風、カレー風味、トマトチーズの三種類の味を盛り合わせた珍しいメニュー。

カレー、トマトは想像がつくが、ロックフェラー風とは?いただいてみるとオイスターチャウダーのような、牡蠣グラタンのような洋風の味でなかなかおいしい。カレー風味も、チーズたっぷりのトマト味のものも、ジューシーな牡蠣によく合うしっかりとした味付け。

 

見た目も綺麗な「かきのシューター三種盛り」はよく冷えたグラスに長芋ともずく、鬼おろしと海藻の和風、アボカドとトマトの3種と牡蠣のコラボ。

 

最後に海鮮丼のミニサイズをいただき上機嫌でホテルへ戻った。

 

牡蠣のほかにも瀬戸内で獲れる新鮮な魚介を厳選し提供する「かき左右衛門」。念願の広島牡蠣をオリジナリティある料理で幸せなひとときを過ごさせてもらった。

 

住所:広島県尾道市土堂2-9-20

かき左右衛門:http://www.kakizaemon.com/

 

(小椚萌香)