平成28年4月、日本遺産に認定された石川県小松市の「珠玉と石の文化」。その魅力を国内外に発信するため、今年もプロジェクトを実施する。
■今年は滝ヶ原石切り場ライトアップ&写真コンテストを開催
滝ケ原石切り場は自然豊かな里山に点在し、現在も採掘が行われる緑色凝灰岩の石切り場だ。
今年はライトアップと合わせ、“石がアートに変わる”をコンセプトに、2月1日より写真コンテストも実施。ライトアップされる幻想的な山里と採石場のコントラストをモチーフにした写真をはじめ、日本遺産である小松市の“こまつ石の文化”をテーマにした写真を広く募集する。
写真コンテスト:https://www.city.komatsu.lg.jp/kanko_bunka/2/4/index.html
実施期間:2月1日から3月10日まで
参加資格:プロアマ問わず
■滝ヶ原ライトアップ
実施期間:2月14日から28日までの17:30~20:30
場所:石川県小松市滝ケ原町
■石の文化の世界を知る〜小松市立博物館
小松市の歴史、石の世界の魅力を知ることができる県内唯一の総合博物館。その空間はジュエリーショップのよう。
■まるで青の洞窟〜鵜川石切り場
飛鳥時代の河田山古墳の石室から近世の小松城の石垣、そして近代建築物にまで長い時代にわたって多用されてきた角礫凝灰岩石材の産地。
いたるところに貯まった地下水が角度によって青にも緑にも照らし出され、幻想的で不思議な世界を味わえるマル秘スポット。
■1300年の歴史を持つ白山信仰の古刹〜那谷寺
建造物にも歴史があるが、その周辺景観にも定評があり、人気の観光スポットとなっている那谷寺。
「白山之記」に白山三カ寺のひとつとされる古刹で、洞窟の中に千手観音を祀る。この洞窟を母の胎内とみたててくぐる「胎内くぐり」は、罪を浄化し生まれ変わるとされておりとても幻想的なスポット。
■当時日本最大級〜尾小屋鉱山資料館
江戸時代より金の採掘が行われ、明治初期より銅山として採掘を開始し、一時期日本最大級の銅の生産量を誇った。
かつての坑道を見学できるマインロードがあり、普段体験できない探検気分を味わえる。
■独特の世界観が味わえる新たなフォトスポット〜ハニベ巌窟院
洞窟内には、これでもかとばかりに様々な石像などが展示され、独特の世界観が広がる。
地獄世界を表現したエリアでは、地獄の住人たちを模したオブジェが数多く並べられ「地獄めぐりができるスポット」として、また恰好なフォトスポットとして密かに人気を集めている。
ダイナミックな滝ヶ原石切り場のライトアップや、幻想的な色に染まる鵜川石切り場などを見にこの機会に訪ねてみては。
URL:http://www.komatsuguide.jp/komatsu-stone/
(MOCA.O)