民泊やカーシェアリングなどのサービスをスタートする時に課題となるのが鍵の受け渡し。
そんな課題を解決する、シェアリングエコノミー用鍵受け渡しサービスのKeycafeが未来創生2号ファンドをはじめとする複数の投資家からの資金調達を発表した。
Keycafeは北米・欧州・アジア世界800ヵ所以上でのIoT鍵受け渡し端末「Keycafe Smartbox」を運営・販売。
Keycafe Smartboxは22個のキーボックスとタッチパネルを備えており、鍵の受け渡しを遠隔で行うサービスだ。
国内ではローソンやカフェなどに端末を設置しており、誰でもオンラインで登録すれば利用可能。
端末は常時ネットにつながっているIoT端末で、アプリやウェブから鍵の持ち主が遠隔でゲストや知り合いに鍵へのアクセス権を付与することができる。
アクセス権はゲストごとに変更され、 さらに一定期間のみ有効のアクセス権も設定可能。 全てのプロセスが無人、 かつ遠隔から管理できるため、 鍵の持ち主・利用者ともに鍵の受け渡しの煩わしさから解放されるのが魅力だ。
利用用途は主にAirbnbやbooking.comなどの宿泊事業における鍵の受け渡しや、カーシェアリング、家事代行、貸会議室などのシェアリングエコノミー。
2018年から本人確認・宿泊台帳機能を追加して宿泊事業の無人チェックインを可能にするサービスも展開している。
本社はバンクーバー・カナダのスタートアップで世界中にオフィスがあるKeycafe。
これからの展開に注目したい。
https://www.keycafe.com/ja/enterprise
(Yuko Ogawa)