年始のご挨拶やちょっとした集まりに和菓子はいかがだろう。
自分ではなかなか購入する機会は少ないが、いただくと嬉しいのが美しい生菓子の数々だ。
大丸京都店では、松竹梅の縁起物や2019年の干支「亥」にちなんだ菓匠が趣向を凝らした生菓子を地階 食品フロアで販売中だ。
■新春に華を添える祝菓の美しさ
美しくめでたい上生菓子のひとつひとつにめでたい春を寿ぐ菓銘がついており、職人の匠が生み出す繊細な技と老舗の伝統が魅せる世界観はまさに圧巻である。
写真左は、真っ白なきんとんに3色の錦玉を散らし、キラキラとひかる朝の光のような「曙光」。そして右が、こし餡に黒豆を3粒入れ、黒糖入りの羽二重生地で包み、金箔などで亥の背をイメージした「亥の春」だ。
そして、こちらは2019年の干支「亥」にちなんだ生菓子。風のように野山を駆け回る猪の姿を表した、黒砂糖風味のお菓子だ。
■京都のお正月には欠かせない伝統的菓子「花びら餅」
京都のお正月を代表する「花びら餅」の由来は、平安時代の宮中行事「歯固めの儀式」からきている。
この古式ゆかしき和菓子が味わえる。
■カフェでいただける、花びら餅
そして、喫茶「和カフェ イオリ」ではミニ抹茶パフェとともにいただける。笹屋伊織の花びら餅は、はんなりとした色彩が美しい。
「花びら餅」で、雅な京都のお正月のぜひ愉しんでみてほしい。
(Y.FUKADA)