美しく輝く冬の札幌を見に行こう!「さっぽろホワイトイルミネーション」

冬の北海道は雪も降り、寒い。まして夜になれば気温はさらに低下するが、そんな寒さにも負けず、札幌の夜の美しさを楽しむ「さっぽろホワイトイルミネーション」をオススメしたい!

「さっぽろホワイトイルミネーション」は大通りがメイン会場で、昔は一色、まさに白しかない「ホワイトイルミネーション」だったが、近年ではLEDのお陰もあり、カラフルに美しく輝くようになった。

そんな「さっぽろホワイトイルミネーション」も今回で38回目を迎えるという。もうすっかり、札幌の冬の風物詩だ。

さっぽろテレビ塔が立つ1丁目会場から6丁目会場まで、テーマが決まっている(2丁目会場は「ミュンヘンクリスマス市」を開催)ので、順に見ていこう。

テレビ塔も鮮やかに色を変える1丁目会場は、赤いハートの可愛らしいツリー。大切な人と記念撮影できるスポットも用意されている。

3丁目会場には大きなライラックの花!

ライラックは冷涼な場所に咲く紫の花で、札幌市の木。点滅しながら美しく動きのある光の波は、まるで風に吹かれるライラックの花を見ているようだった。

4丁目会場はダイヤモンドをイメージし、大きな光のトンネルに誰もが楽しそうにしていた。光が雪に反射して、本当に豪華なイルミネーションだ。

5丁目会場は白が基調の「トゥインクル・ガーデン」で、ここには温かいドリンクやフードでほっと一息できる休憩スペースが設けられている。

そして6丁目会場では、緑の光に包まれた光の迷路が楽しめ、カップルたちが挑戦していた。

それぞれに美しいイルミネーション。時間があれば1丁目から6丁目まで歩いた後、逆に向かって歩いてみてほしい。見え方で随分と雰囲気が変わるものだ。

大通り公園でのイルミネーションは12月25日のクリスマスで終了し、次は世界にも名高い「さっぽろ雪まつり」の準備に入る。制作途中も面白いので、ぜひ見に行ってほしい。

今年の9月に発生した北海道胆振東部地震から、たくましく立ち上がろうとしている北海道。札幌は負けていないのだと、この美しい光を見ながら思った。

【さっぽろホワイトイルミネーション】
大通り会場:12月25日まで
駅前通会場:2019年2月11日まで
札幌駅南口駅前広場会場:2019年3月14日まで

(田原昌)