世界が注目する段ボール・アーティストの活動が映画化!公開記念ミニフェア&ワークショップ開催

『旅する段ボール』。
輸送の関係で段ボールが旅をするのはあたりまえではないのか?そう思った方も多いと思う。主人公は段ボールではなく、段ボールを追って旅をするいま世界が最も注目する段ボール・アーティストの島津冬樹氏だ。

自身を段ボールピッカーと呼び、これまで8年間にわたり世界30カ国を巡り、なにげない街角で捨てられた段ボールを拾い集め、かわいくてかっこいい財布をつくる活動「Carton」を続けてきた。

そんな島津氏の活動に迫ったドキュメンタリー映画『旅するダンボール』が2018年SXSW FILMスポットライト部⾨に正式出品、YEBISU GARDEN CINEMA・新宿ピカデリーほか全国で順次公開中だ。

そして、公開記念としてミニフェアとワークショップが、国立新美術館のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」にて来年2019年1月31日(木)まで開催中だ。

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■映画『旅する段ボール』とは
街角で捨てられた段ボールを拾って、かわいくてカッコいい段ボール財布を生み出す島津氏の活動は、“アップサイクル”の可能性として受け入れられているが、彼のソーシャルな反応とは無関係に、ただひたすら段ボールが好きという、純粋さそのもの。『旅するダンボール』は、そんな島津がある日徳之島産のジャガイモの段ボールを見つけ、その源流を辿って行く旅の途中で出会う、この段ボールと深く、浅く、近く、遠く、関わった人たちとの温かい交わりを3年間にわたり追ったドキュメンタリー映画だ。

東京で偶然に見つけたかわいらしいポテトのキャラクターの段ボールがきっかけで、島津と段ボールのつながりは、日本を飛び出し、世界へと広がっていく。

CARTON SPRING COLLECTION color@SOUVENIR FROM TOKYO 2018年1月~3月展示の様子

今年2018年1~3月にかけて、同所で開催した企画展「Carton-COLOR-」でも好評だった段ボールコレクション。今回のフェアでは、財布やパスケースなどの展示販売はもちろん、それらが作り出される背景となる世界中の段ボールやサプル資料などが展示される。また、ワークショップではお気に入りの段ボールで、世界にひとつだけのカードケースを作成できる。

この機会に映画とあわせて、島津冬樹の思いが込められた段ボールのアイテムを手にとって楽しんでみてはいかがだろう。

【国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」『旅するダンボール』公開記念フェア概要】
開催日時 : 2018/12/5(水)~2019/1/31(木)10:00~18:00 (金曜日、土曜日のみ~20:00)
※12/25(火)~1/8(火)年末休館
定休日:毎週火曜日(祝日又は休日に当たる場合は営業し、翌日休み)
https://www.souvenirfromtokyo.jp/

 

■映画『旅するダンボール』  : carton-movie.com
■同時発売!初の段ボールエッセイ 「段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル」

http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b427248.html

(Y.FUKADA)