今、古いしきたりにとらわれない新しい供養の形が求められている。
核家族化や宗教観の変化により、お墓を購入せず仏壇も置かないという人が増えているからだ。そんなニーズにこたえるかのように、高級位牌・ミニ骨壷・遺骨ジュエリーを取りそろえるのが、「手元供養のディアファミリー」だ。
■「仏壇・仏具は販売しない」実店舗がオープン
手元供養のディアファミリーは、2013年8月からネットショップで現代風のモダンな仏壇や仏具、位牌、骨壷など約1000商品を取り扱ってきた。
今回オープンした初の実店舗では、仏壇仏具は販売せず、「位牌」と「手元供養品」に特化した商品を展開する。
ディアファミリーでは、2万円台から最高級と言われる50万円台まで、現在200本余りの位牌を用意している。モダンなデザインやかわいらしい装飾のあるものなど、一見すると位牌には見えないようなものもある。
また、品質も確かなものにしたいという声から国産の位牌も多数用意。会津若松の輪島塗や蒔絵などの伝統工芸品もあり、見えているだけで日本文化の美しさが感じられる。
■多様化する手元供養品は100点以上を展示
同店では、故人の遺骨を手元に残して供養する手元供養品にも力を入れており、その数100点以上。遺骨を納めるジュエリーやペンダント、リング、ブレスレットなど様々な種類があり、年齢や性別を問わず自然に身につけることができる。
■木・ガラス・金属製のミニサイズの骨壷も
ミニ骨壷も、ガラス製や金属製などさまざまなものがあり、最近では「自分も寿命を迎えたときに一緒に火葬してもらえるように」と、木製を選ぶ人も多いという。一緒に旅行に行けるようなサイズのものも揃う。
形が変わっても、故人を大切に供養したいという思いは変わらない。それぞれのライフスタイルにあった、新しい偲ぶ形を考えてみたい。
【店舗情報】
手元供養のディアファミリー南青山
住所:東京都港区南青山3-8-9
URL:http://www.dearfamily.jp/
(hachi)