離れた所に暮らす親や祖父母がひとり暮らしだった場合、誰もが心配になるものだ。
そこで、不安を解消するべく出来上がったのが「仏具×IoT」という新しい組み合わせの「みまもりん」だ。
京都で創業以来80年以上、仏具の製造・販売に携わってきた作島は、独居老人とその家族に安心を届ける、仏具×IoT「みまもりん」の資金調達を、クラウドファンディングサービス「Makuake」にてスタートしている。
■おりんを鳴らすと通知が家族に届く「みまもりん」
「みまもりん」は、おりんを鳴らすとその通知が家族に届けられるというシンプルな仕組み。
おりんの下にセンサーを仕込んだ台を置くことで、おりんを鳴らした音または振動を感知し、スマートフォンへと届く。「おりんを鳴らす」という日々の動作だけで通知ができるため、年配の人でも安心して使うことができる。
■プロジェクト立ち上げのきっかけ
お坊さんから「おりんとIoTを組み合わせて独居老人を救えないだろうか?」と相談されたことがはじまり。
そんな折、ある高齢者の家を訪問し、一人暮らしの漠然とした不安を聞く機会があった。ふと家に当たり前のようにあるおりんが目にとまり、「仏具であるおりんで、独居老人とその家族を助けたい」との思いがより強固になったのである。
■「おりんを鳴らす」という日々の何気ない習慣に着目
悩んだ末に注目したのは、「おりんを鳴らす」という日々の何気ない習慣だった。なんとかアイデアスケッチを完成させて相談したところ、実現可能であるという言葉を受け、今回プロジェクトの開始に踏み切ったものである。
この「みまもりん」によって、ひとり暮らしの高齢者と、その家族に安心が届くことを願いたい。
Makuake URL : https://www.makuake.com/project/sakushima/
(田原昌)