水木しげる氏がこの世を去って3年がたつ。
命日である11月30日の「ゲゲゲ忌」に未発表原画を収録した『妖怪のいるところ』が発売された。
子どもから大人まで楽しめる、見て楽しい。読んでさらに楽しい。水木しげる氏の妖怪アートブックだ。
大判の美しい21枚の絵はすべて未発表作品というのがファンならずとも嬉しい。しかも、妖怪学の第一人者・小松和彦氏の解説付きだ。
■圧倒的に美しい妖怪画、165体の妖怪解説も収録!
165体の妖怪や幽霊、妖精たちを“場所”という切り口で分類整理した本書は大変希少。165体の妖怪解説が収録されている。さらに、画家・山口晃氏による特別寄稿「ふるえる心」も書き下ろし収録。本作のための“絵画鑑賞論”に加え、“水木絵の楽しみ方”を読むことができる。
(C)水木プロ 「一 妖怪のとき・暗闇の世界」より
(C)水木プロ 「二 妖怪が出没する場所」より
(C)水木プロ 「五 古道具・モノに籠もる霊」より
(C)水木プロ 「十 妖怪と図像 その姿かたち」より
ブックデザインは、アルビレオ。まさに永久保存版にしたくなる筒箱と表紙。浮き上がる妖怪たちの造本にも注目してほしい。
■書誌情報
定価:本体3000円+税
体裁:A4判 筒箱仕様 オールカラー
頁数:96頁
装丁:アルビレオ
★電子書籍:
[配信日]11月30日(金)
※ストアによって配信日が異なる場合がある。
[希望小売価格]希望小売価格:3000円+税
(Y.FUKADA)