街を歩いていて、ふと目につくのが殺風景な建設現場の仮囲い。
そんな仮囲いを期間限定の「ミュージアム」と捉え直す、地域活性型のアート・プロジェクト「全日本仮囲いアートプロジェクト」が発表された。
「全日本仮囲いアートプロジェクト」は、建設現場の仮囲いが活用できていない課題を解決し、新たな価値を創出する取り組み。
地元の福祉施設に所属する知的障害のあるアーティストによるアート作品を仮囲いに転用することによって、数ヶ月間、突如として現れる地域に根ざしたソーシャル美術館が誕生する。
福祉を通して建設現場に彩りを与えることにより、建築現場のイメージが向上し、仮囲いが新しい可能性を生み出すきっかけへと転じていくことを目的としている。
建築会社にとっては、仮囲いにアート作品を飾ることにより、今まで活用されていなかった仮囲いが人の目を引く地域の名物スポットになり、メディアやSNSでの拡散が期待できるなどメリットが生まれるのもポイント。
1)潜在顧客を増やすことができ、社会貢献により同業他社との差別化ができる
2)メディアやSNSでの拡散が期待できる
3)地域の話題になることでリクルーティング活動の促進に繋がる
今後、このようなアートプロジェクトが増えることを期待したい。
全日本仮囲いアートプロジェクトURL:http://www.karigakoi-art.com/
(Yuko Ogawa)