マイナーチェンジで大きく変わったのは前後エクステリアで、見た目だけではなくパフォーマンス向上にもつながる改良が施されている。
具体的には、より力強く精悍になったフロントマスク。中央のブラックグリルバーと一体化した「ボウタイ」マークが、パフォーマンス向上の鍵となる。実はボウタイが中空式になっていて、走行時にここを風が流れることでエンジンの冷却性能が向上しているのだ。
さらに高性能版の「カマロ SS」では、エンジンフード中央部に大型エアインテークを配し、冷却性能とエアロダイナミクスの向上を図っている。
前後の新しいLEDランプも印象的。とくに立体的な造形美を追求したテールランプは、周囲をブラックアウトした効果も相まって、走り去る姿をよりクールに見せる。
パワートレーンは、「カマロ LT RS」と「カマロ コンバーチブル」が従来と同じく、2.0L直噴ターボエンジン(275ps/400Nm)+8速ATを採用する。
そして、「カマロ SS」は6.2L・V8直噴OHVエンジン(453ps/617Nm!)に、従来までの8速ATではなく新たに10速AT(パドルシフト付き)を組み合わせた。この10速ATは、クルージング時の回転数を抑えるだけではなく、あらゆる速度域でパワーの最大化を実現するべくクロスレシオ化されている。
また、発進時のエンジン回転や後輪のスリップ率を選択できる、カスタム・ローンチコントロール機能や、後輪のグリップを最大化するバーンアウト(ホイールスピンでタイヤ温度を上げる)に必要なラインロック機能も標準装備されている。
ボディカラーは新色の「リバーサイド・ブルーメタリック」を含む、全5色。そのほか、次世代インフォテインメントやフレームレスのリアカメラミラーなども採用した。
■グレードおよび価格
カマロ LT RS=529万2,000円
カマロ コンバーチブル=615万6,000円
カマロ SS=680万4,000円
(zlatan)
画像元:ゼネラルモーターズ・ジャパン
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