<ふかわりょうさん 収録インタビュー>
「エターナル・サンシャイン」は、観終わった後も映画の世界からずっと抜け出せなくて、支配されてしまいました。映像も素晴らしいんですが、ジョン・ブライオンの音楽が、大げさでなくシンプルでありながら象徴的に彩りを添えていて、脳を支配される感覚になります。いわゆる放心状態ですよね。
僕は悲しいお話で泣くことはあまりないんですが、想いが共鳴したときに涙腺を刺激されることが多くて、この映画も観終わった後にこみ上げてくるようなタイプの映画でした。決して悲しいエンディングではないけれど、ものすごく悲しげな歌で終わるんです。その歌が、ますますこの世界から抜け出せなくさせているのかもしれません。無人島に持っていくならこの映画ですね。
「霧の中の風景」は、テオ・アンゲロプロス監督の作品。アンゲロプロス監督との最初の出会いは、深夜のテレビ放送。たしか「アレクサンダー大王」だったと思います。ほかのチャンネルを見てしばらくしてからまた戻ったら、画が変わってなくて(笑)。
そのほか、オールタイム・ベストに挙がった映画の話に加え、青年時代からお笑い芸人としてデビューした頃までのことなど、貴重なエピソードが満載の「この映画が観たい#62 ~ふかわりょうのオールタイム・ベスト~」を観ていただきたい。
「この映画が観たい#62 ~ふかわりょうのオールタイム・ベスト~」
初回放送:11月5日(月)23:00~23:30
再放送:11月6日(火)深夜3:30~4:00、14日(水)18:15~18:45、20日(火)8:15~8:45、21日(水)4:30~5:00、23日(金・祝)11:15~11:45、26日(月)18:30~19:00、28日(水)6:30~7:00
ふかわりょうプロフィール