「ハイ、メルセデス」から始まる新型「Aクラス」との新しいカーライフ

「MBUX」は、10.25インチのワイドディスプレイによるタッチスクリーン機能や自然対話式のボイスコントロール機能、AIによる学習機能を備えたマルチメディアシステム。デジタルガジェットに慣れ親しんだ若年層ユーザーが多いこともあって、入門モデルのAクラスから搭載されることになった。

「ハイ、メルセデス」という声がけで起動するMBUXは、ナビの目的地入力、音楽の選択、気象情報、エアコンや照明の調整など、多様な機能に対応する。

最初の声がけこそ少しこそばゆいものの、その後のやりとりは自然でスムーズだ。たとえば「温度を23度にして」といった直接的な命令でなくても、「ちょっと暑い」と言えばエアコンの設定温度を下げてくれるなど、より自然な会話に近い表現で機能してくれる。

また、AIによる学習機能も備えているので、使い込めば使い込むほどに意思疎通がスムーズになり、ドライバーとMBUXとの距離が縮まっていくだろう。

さらにスマホ連携の強化策として、前席にワイヤレスチャージング機能(Qi規格対応機種)が標準装備された。

新型Aクラスのボディサイズは、全長4,419(+119)×全幅1,796(+16)×全高1,423mm(-12)、ホイールベース2,729mm(+29)。カッコ内は先代A180スタイルとの比較で、よりワイド&ローなスタイルを際立たせながら、後席やラゲッジスペースを拡大したことが読み取れる。

ひとまずのラインアップは、新開発の1.4L直4ターボ(136ps/200Nm)+7速デュアルクラッチを搭載した「A180」、装備充実の「A180 スタイル」、導入記念の特別仕様車「A180 エディション1(限定500台)」。

NVH(振動・騒音)の改善にも注力し、足回りや空力特性を見直すことで、プレミアムコンパクトのリーダーに相応しい乗り心地や快適性を獲得したという。Cd値は先代の0.27からセグメントトップの0.25に改善。「Sクラスセダン」と同等レベルの安全運転支援システムもオプション設定している。

■グレードおよび価格
A180=322万円
A180 スタイル=362万円
A180 エディション1(限定500台)=479万円

(zlatan)

画像元:メルセデス・ベンツ日本