皆生温泉の大人の隠れ家「ステーキハウス 蘭」で鳥取和牛を味わう

「日本の水浴場88選」にも選ばれるほど水質が良い鳥取県の皆生(かいけ)海岸は白砂青松の打ち続く弓ヶ浜半島の根元に位置し、皆生温泉の目前に広がる。

皆生温泉は全国的にも珍しい海から湧く温泉で海洋性ミネラル豊富でよく温まる。

米子市内でも数少ない鉄板焼き専門レストラン「ステーキハウス 蘭」は皆生温泉の一角にある老舗温泉旅館「皆生つるや」の一階に佇み、目の前で焼く山陰産のシーフードや和牛が楽しめる。

皆生つるや館内からのステーキハウス入口は少し奥まっており、静かな大人の空間という雰囲気が漂う。

 

鉄板は2コーナーあり、テーブル席と合わせても席数は18席と目の行き届く小ぢんまりとまとまった落ち着く店内。

 

ドリンクはビールや焼酎、ワイン、スパークリングワイン、ウーロン茶、オレンジジュースなどソフトドリンク各種を用意。

料理メニューはコース料理各種とオプションでフォアグラのポワレや弓ヶ浜産白葱を使ったヴィシソワーズなども。

コースの一皿目の温かい「季節のオードブル」は器も熱々。

 

フレッシュサラダは色鮮やかで瑞々しい野菜がたっぷり。

 

「シーフード」と「産地直送野菜のグリル」は鉄板で焼かれるので海老の焼ける香ばしい香り、バターに火が通る香りが鼻をくすぐる。

 

メインのステーキは全国でトップクラスの評価を受けている鳥取県産和牛。

 

鉄板の上で脂身の部分を切り取ってから調理される。香り付けのブランデーが注がれるとボウっと火柱が上がる。柔らかい肉で噛めばジューシーな旨みが広がる。

 

ステーキ肉から切り取られた脂身は〆のガーリックライスに加えられる。肉の旨みがご飯に移って美味しい。

 

デザートはケーキとアイスクリームの冷たい一皿。コーヒーをいただいて至福の時間を存分に楽しんだ。

 

首都圏から鳥取は遠く感じるが、空路なら羽田空港から米子鬼太郎空港までおよそ75分。空港から「皆生つるや」までは車で15分ほど。

温泉入浴付きの日帰りプランもあるが、宿の浴衣での入店可能なので宿泊の夕食として、浴衣でステーキもお勧めだ。

なんといっても滞在中いつでも入れる温泉と、食後もすぐに横になれる部屋が確保できているのは嬉しい限り。

 

住所:鳥取県 米子市 皆生温泉 2丁目5-1

ステーキハウス 蘭 公式サイト:http://www.kaiketuruya.com/steak/

 

(小椚萌香)