マキタスポーツの「TV Bros.」連載コラムが書籍化、芸能界初FA宣言芸人! 

芸人、俳優、ミュージシャン、文筆家と、業界を超え、ジャンルを横断しながら活躍してきたマキタスポーツ。「TV Bros.」でおよそ8年にわたって連載してきたコラムが待望の書籍化となった。

これを記念した会見とトークショーが先月末、都内にて行われた。

芸能生活20周年という節目の年、48歳にして所属事務所「オフィス北野」の退所を発表し、芸能界初のFA宣言をしたマキタスポーツが、業界を飛び越え、ジャンルを横断するなかで見えてきた、定住しないからこそできること。

そして、今や誰もが生き方の‟編集”を求められる一億総表現者時代。セルフマネジメントだけが身を助ける自己責任社会で、ととまることなく‟越境”しながら考えたこととは何か。マキタ式“第三の思考法”にして、斜め上の日本人論を展開している。

FA宣言後は、複数の芸能事務所や、あるいは全然関係ない銀座のエステサロンからも声が掛かったそうだが、タイミングや諸条件を考慮してワタナベエンターテインメントに‟移籍”したというマキタスポーツ。

そのときの条件は、「出版、書籍や活字に関することは自分で独自にやらせていただきたいということ」というそうで、この本に関しても、直に出版社とやりとりをし、「僕の責任で物事を発信できるものとして、活字などは自分で管理したかった」という。

そういう背景や経緯があって出版された著書『越境芸人』は、ぜひ、「自分の立場が定まっている人もいると思うんですけど、身の置き所をまだ分かっていない人に読んでもらいたいなと思う」とマキタスポーツ。マキタ流の発想の転換で、新しい光が見えるかもしれない⁉

(Takako.S)

『越境芸人』 マキタスポーツ/著
発行:東京ニュース通信社  発売:徳間書店

定 価:本体1,300円+税