「自分は天才にはなれない」。そう悟った日から、地獄のような努力がはじまった。
嫉妬の化け物・南海キャンディーズ山里は、どんなに悔しいことがあっても、それをガソリンにして今日も爆走する。
コンビ不仲という暗黒時代を乗り越え再挑戦したM-1グランプリ。そして単独ライブ。
その舞台でようやく見つけた景色とは――。
■山ちゃんの苦悩と喜びが、気づきと癒しを与えるくれる
2006年に発売された『天才になりたい』を本人が全ページにわたり徹底的に大改稿、新しいエピソードを加筆して、まさかの文庫化! 格好悪いこと、情けないことも全て書いた、芸人の魂の記録だ。
2018年7月6日に発売となったのちに、瞬く間に重版。発売2か月で10万部を突破。大型書店でも人気作品をおさえ、文庫週間ランキングに輝いていた。
解説は、若林正恭(オードリー)が「ぼくが一番潰したい男のこと」と題して書いている。
テレビの画面からは決してわからない芸人としての山ちゃんの苦悩と喜び。
そして、誰もが持っている“自分”という存在の特別感。読む人に対し、気づきと癒しを与える内容だ。
読書の秋の1冊にいかがだろう。
【著者プロフィール】
山里亮太(やまさと りょうた)
芸人。1977年生まれ、千葉県出身。漫才コンビ「南海キャンディーズ」のツッコミ担当。通称、山ちゃん。関西大学文学部卒。在学中に吉本興業のタレント養成学校NSC22期生になる。2003年に「しずちゃん」こと山崎静代と南海キャンディーズを結成。04年にABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞、M‐1グランプリ2004準優勝。南海キャンディーズ不仲の時期を経て、M‐1グランプリ2016、2017に再挑戦。2018年コンビとして初の単独ライブ「他力本願」を開催した。著書に『ニュースがもっとよくわかる本』(池上彰との共著、海竜社)、 『ニュースの読み方教えます!』 (聞き手:三田村昌樹 、発行:ヨシモトブックス・発売:ワニブックス)などがある。
天才はあきらめた(朝日文庫)
定価 :670円
著者:山里亮太
発行:朝日新聞出版
(Y.FUKADA)