大人が遊べるソ連時代のトイカメラ「LOMO SMENA 35」

大人可愛い外見とコンパクトさで人気のトイカメラ。デジタルカメラとは違うその独特な写り具合と不安定さが、かえってアーティスティックで熱狂的なファンも多い。

そんなトイカメラの中でも人気の「LOMO(ロモ)」は、ソ連時代に作られたカメラ。カメラ愛好家にもカメラ初心者にもおすすめなのが「 LOMO SMENA 35」通称「スメサンゴ」。

今回はその「LOMO SMENA 35」の未使用、デットストック品が数量限定で登場だ。

■トイカメラ「LOMO」
ロシア(当時はソ連)の光学機器メーカー「レニングラード光学器械合同(LOMO)」で、1952年から「SMENA(ロシア語ではCMEHAと表記)」シリーズは生産が始まった。低価格でポータブルで、誰にでも扱える”若者”という意味の「SMENA」のカメラは大人気に!

残念ながら現在は生産が終了しており、なかなか手に入らない希少なカメラだ。

■大人可愛いクラシックな外見、だけど高性能
ファンの多い「SMENA 8M」と同じ超高性能T-43レンズを搭載し、お天気アイコンを使った絞りガイド、マニュアルの絞りとシャッタースピード付きの完全なフル・マニュアル。

加えて、伝統的に引継がれて採用されてきた “B” モード 設定で、無制限の長時間の露光コントロールも可能。多重露光撮影を楽しみたい人にはぴったりのカメラだ。

使うフイルムの感度に応じて、最初だけレンズ前のISO感度を設定、天気を合わせ、被写体との距離を目算してピントリングを調整、シャッターレバーをチャージしてシャッターを切るだけ。

フル・マニュアルと聞くと躊躇してしまう初心者でも簡単に始めやすく、マニュアルに慣れている人であれば、感覚でその場の露出に合わせて設定出来る。

■トイカメラの魅力
品質の不安定な生産ラインから生み出される一台一台微妙に異なる描写は、なつかしさとノスタルジックな思いもかけない写真になる。特に超高性能T-43レンズが生み出す「スメナブルー」といわれる何とも言えない独特な雰囲気の青は必見だ。

■SPEC
使用フィルム:35 mmフィルム
画面サイズ:24 X 36 mm
レンズ:T-43(ハードコーティング3群構成色消しレンズ)
シャッター:セットレバー式
シャッタースピード:B,1/15,1/30,1/60,1/125,1/250
絞り:F4,5.6,8,11,16
ISO/ASA:25,50,100,200,400
サイズ:112 x 73 x 56 mm
重量:190g
電源:不要
セット内容:本体、当時の取扱説明書、箱、レンズカバー、日本語説明書

※デッドストック品のため、経年劣化による若干のレンズおよびファインダー内のほこりや箱の汚れ等がある場合もあり。

プラスティックのボディはとても軽く、コンパクト。気軽にバッグに入れて一緒に出かけて欲しい。

初心者でも何となく素敵に撮れてしまう、アートなトイカメラだ。

URL:http://www.cosmo-watch.com/?pid=106864492#.W2lGMtX7RhE

(田原昌)