神戸ポートアイランドにある日本唯一のコーヒー専門博物館「UCCコーヒー博物館」。「コーヒーの素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたい」との熱い想いから、1987年10月1日(コーヒーの日)に創業の地である神戸にコーヒー専門の博物館が誕生した。
博物館に入ると右手に喫茶室「UCCコーヒーロード」、左手に入館受付。
受付で入館料を支払いテイスティングコーナーで利用できる「試飲引換券」と「珈琲クイズ挑戦番号券」を受け取る。
順路はエスカレーターに乗りはじめの展示室からなだらかなスロープでつながった次の展示室へと下りていく。
最初の展示室1は「起源」がテーマ。エチオピアで発見されたコーヒーが世界に広まる歴史や発祥の地エチオピアで今でも行われるコーヒーセレモニーの紹介なども。
「栽培」がテーマの展示室2へ向かう通路はコーヒー農場の風景だろうか、壁に緑濃い風景が広がる。
展示室手前に「UCCヒストリー」の展示室がある。代々のCMのカットや缶コーヒーなど見覚えのある懐かしいデザインが。
「栽培」の展示室では、コーヒーの木々や栽培の様子から、収穫されたコーヒーが生豆になるまでを解説。
展示室3は「鑑定」。スロープの壁にはコーヒーを入れる麻袋が展示され、展示室には60キロの麻袋の重さを体験できるコーナーもあるので試してみよう。
展示室4へのスロープでは焙煎による豆の色の違いを展示。
「焙煎」がテーマで「パチパチ」という焙煎時の音が聞こえてくる。焙煎の深さによる香りの違いが体験できる。
展示室5のテーマは「抽出」、展示室6のテーマは「文化」。
見学のあと、1FコーヒークイズQ&Aコーナーで入館時に渡されたチケットのクイズ挑戦番号を入力して、コーヒークイズに挑戦。5問全問正解すると1年間入館無料になる特典も。
毎日4回開催するコーヒーの飲み比べ体験は1Fテイスティングコーナーにて。「試飲引換券」を提出し、2種類のコーヒーの飲み比べを体験できる。
7月・8月のテイスティングテーマは「アイスコーヒー」。水出しとお湯出しのアイスコーヒーの味の違いを感じてみよう。
館内ではスマートフォンや携帯電話を使って展示解説を楽しめる展示音声ガイドが利用できる。
見ごたえのあるコーヒー博物館。ポートアイランドに行く機会があればぜひ寄ってみたい場所だ。
住所:兵庫県神戸市中央区港島中町6-6-2
(小椚萌香)