ワンランク上のビジネスマンは、いつでも本物ふれ、本物を見る目を養うもの。
パリのヴァンドーム広場に軒を連ねるジュエラーの中で、ショーメはもっとも長い歴史を誇っている。そして、1780年からその比類なきクリエイ ションでメゾンの優雅な礎を築き上げてきた。
ナポレオン一世と皇后ジョゼフィーヌの御用達ジュエラーとして、ショーメは装飾芸術の傑作と称される数多くの作品に寄り添い、伝統を重んじつつ今なお革新性を追求し続けている。
本展は、ルーヴル美術館名誉館長アンリ・ロワレット氏監修の下、18世紀後半から現代まで、238年に及ぶショーメの伝統と歴史を紹介する日本初の美術展だ。ロマン主義、 ジャポニスム、アール・デコといった芸術潮流との対話の中で洗練された作品―ダイヤモンドのティアラやネックレス等の宝飾品と、未発表の歴史的なデザイン画や写真等約300点を展覧する。
「ロイヒテンベルク」のティアラ
教皇庁聖具室、ローマ © Chaumet Régis Grman
注目の作品である、皇帝ナポレオン1世より贈呈された教王ピウス7世のティアラ
ショーメ・コレクション、パリ © Chaumet Nils Herrmann
創業当初より大事にしてきた「自然主義」のテーマを体現した作品の一つである、ハチドリのエグレット
ショーメ・コレクション、パリ © Chaumet Nils Herrmann
ほかにも、雷神、日本風ブローチや、建築モチーフのブローチのデザイン画など、日本とショーメの深い関わりに触れ、二つの文明に共通する文化的影響がみられる作品も。
ショーメ・コレクション、パリ © Chaumet ：Dessin dune broche – vers 1925
また、日本へのオマージュを込めて特別に制作された、日本の春から着想を得た新作ハイジュエリー「レ モンド ドゥ ショーメ」コレクション シャン ドゥ プランタン 6点も美術展と同時に発表される。
「レ モンド ドゥ ショーメ」コレクション シャン ドゥ プランタン ブローチ
「レ モンド ドゥ ショーメ」コレクション シャン ドゥ プランタン リング
今までに見たことのない、新たなショーメとの出会いと世界を体験できるはずだ。
（Takako.S）
「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界-1780年パリに始まるエスプリ-」展
会期：2018年6月28日(木)～9月17日(月・祝)
場所：三菱一号館美術館
住所：東京都千代田区丸の内2-6-2
開館時間：月曜休館(7月16日、9月10日、9月17日と、トークフリーデーの7月30日、8月27日は開館）
観覧料：一般1,700円(1,500円)／高校・大学生1,000円／小・中学生500円
※( )内は前売料金