高品位なピュアスポーツとして、グッと大人びた印象に仕上げられた「S660 Modulo X」。いずれも専用となるグリル一体型フロントバンパーやLEDフォグライト、ブラックドアミラー、アクティブ・リアスポイラーなどが精悍さを際立たせている。ステルスブラック塗装の前後アルミホイールもクールだ。
ロールトップは上質感漂うボルドーレッドの1色。ボディカラーは、専用色のアラバスターシルバー・メタリックをはじめ、プレミアムスターホワイト・パール、アドミラルグレー・メタリック、フレンチブルー・パールの計4色が設定される。
もちろん見た目だけではない。Modulo Xの真髄は、高められた空力特性や操縦性だ。
専用フロントバンパーには整流効果を狙ったエアガイドフィン、リアアクティブスポイラーにはガーニーフラップを新採用。さらにドリルドタイプのディスクローターが制動力を高め、5段階減衰力調整機構付の専用サスペンションが、市街地など乗用域でのしなやかな乗り心地と、限界域でのコントロール性を両立している。
無論、64ps規制がある軽自動車だけに絶対的なパワーは求めるべくもないものの、ドライバーの操作に対するレスポンスの良さや、ドライバーを中心に曲がるMRならではの旋回性能にはパワー不足を補うぐらいの愉しさがある。
ボルドーレッド×ブラックの内装も、スポーティかつシックだ。専用のスポーツレザーシートや本革巻きステアリングホイールをはじめ、6MT車にはチタン製シフトノブ、CVT車には本革製セレクトノブなどが奢られる。
(zlatan)
画像元:本田技研工業
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