「奥日光 森のホテル」でにごり湯と日光の食材を楽しむ旅

徳川初代将軍徳川家康公を御祭神に祀った日光東照宮や、和歌山県の那智ノ滝、茨城県の袋田ノ滝とともに日本三大名瀑である華厳の滝などで有名な日光。

今回紹介する「奥日光 森のホテル」は東武日光駅・JR日光駅からバスで約70分、いろは坂、中禅寺湖畔、湯ノ湖畔など観光スポットを通り過ぎた自然豊かで静かな森の中に佇む。

コンセプトは「華 Natural」。

東照宮などの世界遺産に象徴される、日光の華やかなデザイン、四季によって違った顔を見せる奥日光の自然、自然との共存と温かみを兼ねそなえた北欧スタイルを融合した「奥日光 森のホテル」。

ホテルに到着すると広々としたラウンジに目を引く暖炉とピアノ。奥に進むと緑濃い庭が見渡せる窓が一面に。

ラウンジから庭に出ると森のホテルの象徴でもある御神木が祀られ、ウッドデッキでテラスを一周できる。

ゲストが自然と集まる場所を目指しウッドデッキの一部に暖炉(いろり)を設置。暖炉を使用しない時期も爽やかな風を感じられる心地よい空間となっている。

客室は和室、和洋室、温泉露天風呂付客室など全25室。

より自然の息吹が感じられるよう、すべての客室に琉球畳と加湿器機能付き空気清浄機を用意。

男女別の大浴場にはそれぞれ内湯と露天風呂があり100%源泉掛け流しのにごり湯。

「日本の名湯百選」に選ばれる日光湯元温泉は、源泉はエメラルド色で空気に触れると乳白色に変化する。

石で囲まれた露天風呂からは山々が見え、初夏の涼やかな風が通り熱めの湯も良い加減だ。

湯上りには冷水が用意されている。

大浴場のほかに貸切湯がふたつ。小ぢんまりとしているがこちらもかけ流しのにごり湯でよく温まる。

 

食事は「杜のダイニング」で。

地元の野菜や食材を使った会席スタイルの夕食は季節ごとの「森のドリンク」から始まる。

先付、前菜の次に登場するお造りは日光岩魚の洗い。日光舞茸や日光牛、八汐鱒、日光湯波など旅人に嬉しい地の食材がふんだんに。

 

朝食はビュッフェ形式でいただく。和洋の食材も豊富に用意され、小さな器に盛られた食材がずらりと並び目にも楽しい。

スムージーや熱々ふわふわのだし巻き、茶碗蒸しなどはテーブルに運ばれる。フルーツやデザートも豊富。

食後のコーヒーは朝日の射し込むラウンジでゆっくりと。

新緑の美しい初夏の奥日光、秋の紅葉も素晴らしいに違いない。何度も足を運びたくなる温泉宿である。

 

住所:栃木県日光市湯元もみの木通り

奥日光 森のホテル 公式サイト:https://morino-h.com/

 

(小椚萌香)