螺鈿細工の傑作時計! アラベスク・スカルアートの腕時計

螺鈿細工とは、貝殻の内側の光沢を持った部分を使った伝統工芸。スイス ジュネーブの独立時計ブランド アーティアが、スイス・ジュネーブで開催される国際時計見本市「バーゼルワールド2018」で、この螺鈿細工をほどこした「マザーオブパール トゥールビヨン」をリリースした。

アーティアは、ウブロ、ジェイコブ、ロマンジェロームをはじめとする人気ブランドをプロデュース。現在もサムスンのスマートウォッチのデザインを担当するなど、これまでに45のブランドに携わっている、スイス時計業界の最重要人物の一人イヴァン・アルパが立ち上げたブランドだ。

イヴァン・アルパ氏がデザインした緻密なアラベスク・スカルを、2千年の歴史をもつ純粋な螺鈿細工で表現。美しい真珠貝のダイアルは、誰もが目を見張る。

そして、ベゼルはマスターエングレイバー、ブラム・ラモン氏が、ネオ・ルネッサンスの装飾様式の彫金を施した。トゥールビヨンムーブメントは、アーティアが独自に製造したもの。ケース側面には、手彫りを施した18Kローズゴールドのインレイ(ケース側面)が。あちこちに鬼才と呼ばれるイヴァン・アルパの創造力が、いかんなく発揮されている。

 

特別な芸術作品とも言えるこの腕時計は、メティエ・ダール(フランス語で「手仕事の技術・芸術」の意味)と洗練された複雑なムーブメントとの最高のコンビネーションへのトリビュート! アーティアのアバンギャルドなコンセプト、創造性、革新性は、他ブランドの追随を許さないほどのオリジナリティーがある。

世界限定1本だが、機会があれば、ぜひ実物を目にしてみたい。

(Takako.S)

 

アーティア
http://artya.jp