上昇傾向にあるインバウンド需要や東京オリンピックの開催を踏まえ、宿泊施設がオープン&リニューアルラッシュに湧いている昨今。また、他との差別化や宿泊目的の多様化に伴い、心地良く眠れるだけでなく、再び訪れたくなる「体験」を用意する施設が増えつつある。
増刊『GOOD DESIGN HOTEL』では、そんな「再び訪れたくなる」グランドホテルやライフスタイルホテル、旅館、アートをテーマにしたコンセプトホテル、ドミトリーなど多種多様な30件の宿泊施設を掲載。写真や図面、デザインコンセプト、各種データを交えて紹介。特に、客室平面図やドミトリールーム詳細図は必見だ。
また巻頭では、「ホテルと宿泊客をつなぐ『ファシリティー』のつくりかた」をテーマに、企画者およびデザイナーにインタビュー。どのように空間を設え、「体験」に関わる人々を巻き込み、心に残るサービスを提供していくかを探っていく。
【掲載ホテル(一部)】
星のやバリ(設計/東 環境・建築研究所 ランドスケープデザイン/オンサイト計画設計事務所 撮影/吉田 誠 ナカサ&パートナーズ)
HOTEL ANTEROOM KYOTO(UDS)
箱根小涌園 天悠(日本設計)
BOOK AND BED TOKYO(サポーズデザインオフィス)
UNPLAN Kagurazaka(アイダアトリエ)
この一冊は、空間デザイナーだけでなく、ホテル開業希望者やホテル好きにもおすすめの一冊だ。
「商店建築6月号増刊 GOOD DESIGN HOTEL」
価格:3,240円(本体3,000円)
発行:株式会社 商店建築社
ホームページ:http://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=309
(田原昌)