「ボルボ・オーシャンレース」は約8ヶ月をかけて、南半球から北半球にいたる6万9,000kmもの距離で競われるヨットレース。レースは3年毎に開催され、現在、2017年-2018年大会を開催中。昨年10月にスペインのアリカンテでスタートし、ケープタウン、メルボルン、香港などを経由して、今年6月にフランスのアーグでゴールする予定だ。冒険家たちの現在地はこちらのサイト(https://www.volvooceanrace.com/en/home.html)からチェックできる。
「V90クロスカントリー オーシャンレース エディション」のベース車は、「T6 AWD モメンタム(769万円)」。ボディサイズは全長4,940×全幅1,905×全高1,545mmで、320ps/400Nmを発生する2.0L直4ターボ&スーパーチャージャー+8速ATを搭載する。
まず目を惹くのは、大胆に採用したカオリングレー&フレアオレンジの内外装カラーだ。これは2014年に発表されたコンセプトカー「XCクーペ」をイメージしたものだという。
外装ではフロントグリルやエンブレム、ルーフキャリア(ルーフボックスはアクセサリー設定)、ベース車から1インチアップの20インチアルミホイールなどを専用装備。そのほか、電子制御式のリア・エアサスペンションやドライビングモード選択式FOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシー、チルトアップ機構付き電動パノラマガラス・サンルーフなども奢られる。
内装は上質かつ刺激的な仕立てだ。キーカラーのフレアオレンジを採用した専用スポーツシート&シートベルト、フロアマットが冒険心をかきたてる。またラゲッジルームに専用USBポートやLEDトーチライトなどを装備して利便性を高めたほか、Bowers&Wikinsプレミアムサウンド・オーディオシステム(1400W、19スピーカー、サブウーファー付)も特別に装備する。
価格は969万円まで跳ね上がるものの、それ以上のバリューが詰め込まれたエクスクルーシブなモデル。モチーフとしたオーシャンレースは過酷で命懸けだが、このクルマでの旅はそれとは真逆で、上質・快適・安全という3拍子が揃っている。
(zlatan)
画像元:ボルボ・カー・ジャパン
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