ルノーの新型「カジャー」で“アクティブ・ヴァカンス”を楽しもう

当初は「カジャール」とも表記されていた「カジャー」は、情熱と洗練を感じさせるフレンチスタイルが特徴的なSUV。昨年8月に100台限定の「カジャー Bose」を導入していたが、今回からカタログモデルとしてルノーのラインアップに加わった。グレードはひとまず「インテンス(347万円)」のみで展開される。

ボディサイズは「キャプチャー」から一回り大きい全長4,455×全幅1,835×全高1,610mm。低くスポーティな印象ながら最低地上高は200mm、アプローチ/デパーチャーアングルは18°/28°を確保し、悪路にも強いプロポーションが与えられている。

外装デザインは力強く張り出したフェンダーや大径の19インチアルミホイール、筋肉質なライン使いが目を惹く。前後ランプはすべてLED。CシェイプのLEDヘッドライトは、デイタイムランプとして機能する。

内装はシンプルながらもロングドライブを快適に楽しめる仕立て。フルレザーのシートは前席シートヒーター付き、ステアリングやシフトノブはナパレザーが奢られる。また、フルカラーTFTメーターパネルやステアリングスイッチ、Apple CarPlayやAndroid Autoと連携可能な7インチマルチファンクション・タッチスクリーンなども装備する。

後席は6:4の分割可倒式で、容量は通常時527L、後席を倒すと1478Lまで広がる。国産車のようにフルフラットにはならないものの、2枚のラゲッジボードのうち1枚を立ててラゲッジスペースを区切って使うことができる。また、トノカバーも使わないときはラゲッジ奥にぴったりと収納可能だ。

運転支援システムは国産車やドイツ車などと比べるとACCなど見劣りする部分もあるが、緊急時の自動ブレーキをはじめ、クルーズコントロール、車線逸脱警報&後側方車両検知警報、パーキングセンサー、ステアリング操作を自動で行うイージーパーキングアシストなどが標準で備わる。

1.2Lの直噴ターボエンジンは、最高出力131ps/5,500rpm、最大トルク205Nm/2,000rpmを発生。小気味よいシフトチェンジを実現する7速デュアルクラッチも相まって、ヴァカンスへ行きたくなる軽快な走りが楽しめる。

(zlatan)

画像元:ルノー・ジャポン