第5世代となる新型フォレスターは、SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)や新開発のパワートレーン、進化した4WDシステム「X-MODE」、スバル初の乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」などを採用する。
デザインはキープコンセプトで大きく変わり映えはしないものの、タフギアとしての力強さや機能性の高さを感じさせる出来栄え。とくに今回披露されたフォレスター・スポーツ(北米仕様)では、ボディ下回りやインテリアの随所にオレンジの差し色を加えるなど、アクティブ感を演出している。
ボディサイズは、全長4,625(現行比+15)×全幅1,815(同+20)×全高1,730mm(同-5)、ホイールベース2,670mm(同+30)。スバル最量販のグローバルモデルだけに、全幅はついに1,800mmを超えた。最低地上高はこれまでと同じ220mm。ホイールベース延長の恩恵を受けるのは、ゆとりを増した後席レッグスペースやラゲッジスペースだ。
心臓部には新開発の2.5L水平対向4気筒・直噴エンジンを搭載。アウトバックなどに搭載されている従来の2.5Lエンジンを直噴化するとともにほぼ全面改良(約90%)し、パワーと環境性能をさらに高次元で両立させている。
最高出力は175ps→182ps、最大トルクは235Nm→239Nmへと向上。トランスミッションはこれまで同様にCVTだが、マニュアルモードを6速から7速へと多段化している。
日本へはこの2.5L直噴のほかに2.0L+マイルドハイブリッドも設定されるという噂がある一方、残念ながら従来の2.0L直噴ターボ“DIT”や6速MTモデルはラインアップから姿を消すようだ。
「X-MODE」は制御を最適化するとともに、ノーマル・スノー/ダート・ディープスノーという3つのモードを用意し、走破性を向上させているという。
乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」は、最大5人までのシートポジションやドアミラー角度などを記憶するほか、居眠りやわき見運転などを警告する機能も備える。自慢の「アイサイト」と組み合わせた進化や発展性にも期待したい。
(zlatan)
画像元:SUBARU
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