トヨタの現場で教えられている整理整頓などの「5S」をストーリーで学べる『トヨタ流5S 最強のルール』

出版社: 大和書房 / 1400円(税抜)

世界トップクラスの自動車メーカー「トヨタ」。その発展を支え続け来た企業哲学が、かの有名な「トヨタのカイゼン」だ。特にその基本となる「5S」(整理・整頓・清潔・清掃・躾)は、ビジネスの基礎として徹底して叩き込まれる。

トヨタの現場で教えられている「5S」をストーリーで学べる「トヨタ流5S最強のルール」が、全国書店にて発売となった。

 

執筆者であるプラスドライブ代表取締役の原マサヒコ氏は、トヨタのメカニックとして入社後、入社してすぐに5Sを叩きこまれると、技術力を競う「技術オリンピック」で最年少優勝に輝き、「アイデアツールコンテスト」でも全国大会に出場を果たしている。その後のIT業界における活動でも5S活動は継続し、多くのクライアントに対して付加価値を提供し続けている。

「5S」はあらゆるビジネスにおいて重要であり、生産性の工場に効果的なノウハウであると著者は考える。本書は、熾烈になりつつある日本の労働環境に一石を投じる一冊となるはずだ。

 

物語の主人公は、ドSな女性コンサルタント上条エリカ。売上の上がらない書籍チェーン店にコンサルティングに入り、「5S」を徹底してたたき込むというストーリーだ。

「整理整頓も知らないなんて、このウスラトンカチ!」「アナタ、戦闘力ゼロ?」「バッカじゃないの。だからグズだっていうのよ」などの罵声を浴びせながら、「5S」を伝授していくが、果たして「5S」は浸透するのか?といった点がポイントでもある。

 

キャラクターを独特のタッチで描くのは、福岡在住のイラストレーター「ざしきわらし」氏。
また、本書の発売を記念して、激レア整理整頓グッズA4クリアファイルが抽選で25名に当たるプレゼントキャンペーンも開催。応募の締め切りは5月7日23時59分までとなっている。

今やビジネスの生産性や改善には欠かせない「5S」。職場の労働環境を改善していくためにも、この一冊でじっくりと「5S」を自ら叩き込んでみては?