約8年ぶりのフルモデルチェンジを受けた「ポロ」は実にスポーティ

VW最新のMQBプラットフォームを採用する新型ポロ。ボディサイズは全長4,053×全幅1,751×全高1,446mmで、先代から81mm伸びて69mmワイドになるとともに、7mm低いシルエットとなった(欧州参考値)。歴代ポロを知る人からすると、かなり大きくなった印象だろう。

とはいえ、兄貴分のゴルフのそれが4,265×1,800×1,480mmであることを考えると、納得できる範囲ではある。しかも、ホイールベースを94mmも延ばした2,564mm(ゴルフは2,635mm)としたことで、後席の快適性やラゲッジスペースのゆとりが飛躍的に向上している。

デザインはかなりスポーティだ。エッジの効いたシャープなサイドシルエットや低くワイドに構えたプロポーションによって、実にスタイリッシュかつスピード感あふれる雰囲気になった。水平基調のデザインもそれに拍車をかけている。

インテリアも水平基調をベースとし、操作系を一列に配置することで使いやすさを向上。デジタル化やテレマティックス化も積極的に採りいれたほか、VW新世代のアクティブ・インフォ・ディスプレイをいち早く採用している。

欧州ではガソリン・ディーゼル・天然ガスという多種多様なパワートレインを用意する新型ポロだが、日本には新開発の1.0L直3の直噴ガソリンターボをまずは導入する模様だ。このエンジンは現行ポロの1.2L直4の直噴ガソリンターボ(90ps/160Nm)よりも排気量が小さいながら、それを上回る95ps/175Nmを発生。よりパワフルかつ効率的なドライビングが楽しめるだろう。

緊急時の自動ブレーキや全車速追従機能付きACC、レーンキープアシストなどを備える運転支援システムは、ゴルフやパサートといった上級モデルと同等レベルの充実ぶりだ。

(zlatan)

画像元:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン