今年は全国的にみて雪が深い。雪の日の外歩きは人間だけではなく犬も要注意だ。特に冬場は、足のトラブルをおこしやすいのだとか。
犬の靴・靴下専門ECサイト「docdog」が調査した、冬場における犬の足のトラブルやリスクを見てみよう。
■冬場の散歩道には危険がいっぱい!冬の趾間炎の4大要因とは
冬、特に雪国における散歩時には、他の季節にはない様々な足トラブルの要因がある。
物理的な要因(尖った氷片や雪玉など)、化学的な要因(融雪剤)、冬の寒さ、そして乾燥。これらの要因が複合的に絡み合うことで、冬の趾間炎(足の指と指の間の炎症)が起こるものと考えられている。
以下のような症状が1つでもあった場合、冬の趾間炎である可能性も。様子を見て、必要があれば獣医師に相談してみよう。
●足先を痛がっていたり、痒がっている様子がある
●肉球が過度に乾燥していたり、あかぎれている
●趾間/肉球に切り傷ができている
●最近、足先をなめたり、噛んだりしていることが増えた
●最近、散歩に行きたがらない
●特定の足を触ると嫌がる
■「冬の趾間炎」なりやすいコチェック
冬場の愛犬との暮らしの中で、以下10項目に当てはまる場合は、寒さに弱いコであるため、冬の趾間炎になりやすい可能性があるので注意が必要だ。
雪国・北海道の愛犬飼育事情について400名一斉アンケート調査を実施した結果、冬場、散歩中や散歩後の愛犬の様子は「体毛に雪玉」「震えている」と危険な兆候が。
また足トラブルを経験した飼い主は約4割も!「乾燥」「皮むけやひび割れ」「切り傷などのケガ」「しもやけ」などを経験している。
犬の靴・靴下の認知度は92.8%。しかしながら着用経験は28.6%、現在着用犬は10.8%と低い結果に。冬の趾間炎は、犬の靴・靴下を使用することで予防できるという。
■雪国犬よりも弱い都会犬!? 大都会・東京でも起こりえるトラブル
今年は寒波も厳しく、東京でも大雪が降った。普段、雪が降らない地域の犬たちは雪国の犬たちと比較して、身体が順応していなかったり、飼い主がリスクを認識していなかったりするため、降雪時に四肢のトラブルが起こりやすくなる。
また、雪が降らなくても、寒さや乾燥は冬の趾間炎のリスクになるので、特に体温調整が難しい老犬や子犬、飼い主の経験上、すでに冬場に足先のトラブルが増えることが分かっている犬については、靴や靴下が有効だ。
■docdog商品紹介
靴:Snow Mushers(スノー マッシャーズ)
暖かさと滑りにくさ、防水性に優れた冬・雪用の靴。
靴下:Skitter(スキッター)
犬の骨格を考えて絞りの位置を二重に設計しているため、多くの犬にとって自然な動きを妨げにくく、脱げにくい構造になっている。
大事な家族である愛犬。その足元からのトラブルから守ってあげるため、一度靴や靴下の活用を考えてみては?
(田原昌)