ホンダの新型「インサイト」がミドルクラスに階級を上げて登場へ

新型インサイト(プロトタイプ)のボディサイズは、全長4,630×全幅1,798×全高1,414mm、ホイールベース2,700mm。サイズ的には現行シビックと同等ながら、シビックの上位モデルに相応しい上質な内外装やパワートレーンが採用される。

デザインの特徴は、ホンダのシグネチャー「フライングウイング」グリルや薄型のLEDヘッドライト、クーペのようなスタイリッシュなルーフラインなどになる。

インテリアでは、タッチスクリーン式の大型ディスプレイやデジタルメーターといった最新インターフェースが提供されるほか、前席/後席ともに余裕のある寛ぎの空間が広がっている。後席シートは60:40の分割可倒式。フルサイズのトランクスペースも備える。

車名やハイブリッド専用車という点は同一ながら、これまでのインサイトとは全くキャラクターの異なるクルマと考えた方がシンプルだろう。

パワートレーンは、高効率な1.5Lアトキンソンサイクルエンジンと「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-MMD」を組み合わせている。これはホンダの2モーターハイブリッドシステムとしては第3世代にあたり、パワーと好燃費を両立するのはもちろん、バッテリーなども小型化されている。また、現時点では予想の域を出ないものの、PHV(プラグインハイブリッド)を採用する計画もあるようだ。

そのほか、安全運転支援システム「ホンダ センシング」も低速対応および交通標識を認識するクルーズコントロールを備えた最新バージョンを搭載。米国では今夏に発売予定だが、果たして日本での復活はあるのだろうか。

(zlatan)

画像元:ホンダ技研工業