「トゥインゴ GT」で猫のように自在に街中を駆けまわろう

RR(リアエンジン・リアドライブ)方式を採用する新型トゥインゴGTは、フロント部にエンジンなどの重量物が無く、さらにフロントタイヤが駆動から解放されるため、他のモデルとはまったく異なるユニークなハンドリングや後ろから大きな手で押されるような加速フィールが味わえる。

GT専用となる0.9Lの直3ターボエンジンは、標準モデルから+19psの最高出力109ps/5,750rpmと、同じく+35Nmの最大トルク170Nm/2,000rpmを発生。これにはエンジンマッピングの変更や専用設計のエキゾーストシステム、配置を変更したサイドエアインテークなどが効いている。

そのスポーツ性を見た目からも特長づけるエアインテークは、標準モデルではホイールアーチ上部に設置される一方、よりエンジンに近い左リアフェンダーへと変更。これによってターボチャージャーに入る空気の温度が12%低下するとともに吸気流量が23%向上し、ターボの回転数を増加させているという。

トランスミッションは、5速MTに加え、6速EDC(エフィシエント・デュアル・クラッチ)も選べるようになった。ただし、アイドリングストップ機構は6速EDCには備わらない。

シャシーはダンパーが専用となり、より直径の大きなアンチロールバーも採用する。さらにESC(横滑り防止装置)の介入をあえて遅らせるセッティングも、操る歓びを増幅させている。

ルノー・スポールによると、「きついコーナーでアクセルを開けると、ESCが作動して軌道を修正する前に、大きくスピードを損なうことなくわずかにドリフトするのが感じられます」とのことだ。

ボディカラーは「オランジュ・ブレイズ M(オレンジ)」と「グリ・リュネール M(グレー)」の2色を用意。価格は5速MTが229万円、6速EDCが239万円。

(zlatan)

画像元:ルノー・ジャポン