着物の生地で作った洋服をニューヨークのショーで! HIROMI ASAI 2018-19年秋冬コレクション

作り手のこだわりが宿った服は、着る方もワクワクする。

そんなときめきに満ちた服を提案し続けているのが、注目の女性デザイナー・Hiromi Asaiだ。

ニューヨーク発のファッションブランドHIROMI ASAI (ヒロミ・アサイ)は、2017年から着物の生地を用いたメンズウェアを開発し、欧米市場で販売。

今回、3シーズン目となる2018-19年秋冬メンズコレクションを1月23日から25日までニューヨークで開催される「カプセル」ショーにて発表する。

Kimono Silk Jacket New York Night – HIROMI ASAI

 

HIROMI ASAIは2016年2月、ニューヨークコレクションに公式出展し、クラウドファンディングで世界中からの出資を受け、史上初の着物ランウェイショーを実現。

着物をつくる職人の伝統技術を次世代に引き継ぎたいとの思いから、“着物”で世界市場に挑むにあたり、着物の本質をその形状ではなく、素材・生地に求めた。

丹後を中心に新潟栃尾・小千谷、石川など全国の職人達と、着物の生地の高度な生産技術に基づき新たな洋装用の生地を共同開発。

デザインもディテールにこだわり、ニューヨークスタイルのメンズコレクションに仕上げた。

2018-19年秋冬メンズコレクションのテーマは「Baron」。

ニューヨーク・マンハッタンの片隅に住むバロン(男爵)のラグジュアリーなファッションスタイルをイメージしている。

ジャケットを中心に、スーツ、コート、ワイシャツ、パンツとトータルコーディネイトができるコレクションだ。

ハイライトは西陣織の帯地で作られた金黒色のシルクコート「Venus」と、手染め、手織りのリボン織りの生地からツイード調に仕上げたシルクジャケット「Starry Night」。

さらに「カプセル」ショーではトータルコーディネイトの一環として、HIROMI ASAI 2018-19年秋冬メンズコレクションのために、アーカイブからアレンジを施したレザーシューブランド「H.KATSUKAWA」のシューズを共に展示する。

本当の「着物」を世界へ! 着物を作る伝統技術を次世代へ!

伝統と革新の融合をめざし、HIROMI ASAIの世界市場での挑戦は続く。

 

http://www.hiromiasainy.com (HIROMI ASAI ホームページ)

 

(Reiri Hashiba)