いよいよ受験シーズン到来。また春に向けて、新しい活動の準備をする人も多いのでは。そんなとき心強い味方になってくれそうなのが、災いを追い出し福を招く「宮若追い出し猫」。

福岡県宮若市に古くから語り継がれている寺を荒らす大ネズミを退治した伝説に由来。両面に顔があるのが特徴で、片方はにらみをきかせて災いを追い出し、片方は笑顔で福を招く縁起物の猫の置物だ。

 

笑顔の面には招きたい願い事を書き入れ、にらみの面には避けたい災いを書き入れて、自分にあった追い出し猫を作ることができる。

 

特にこのシーズン、受験生に人気があるのが「桜さく子ちゃん」だ。眠気や弱気を追い出して合格を招く招き猫の置物として大人気。この招き猫を提供する「追い出し猫本舗」では、受験シーズンの12月から3月中旬まで期間限定で「猫神社」も登場する。

 

地元の神主さんのお祓いも受けており、絵馬も奉納できる合格祈願のパワースポットとなっている。

その他にも長寿のお祝いや新築祝い、開店祝い、玄関の飾りにと大切な人への贈り物としても人気だ。猫の種類も豊富で、さくらちゃん、クロちゃん、たまちゃん、シマちゃんなど、好みの猫を選ぶことができる。

「追い出し猫」は地元の授産施設で焼き上げ、専任スタッフが絵付けをし、周りの飾りもすべて手作りしている。制作に携わる人たちの真心の想いがこもった追い出し猫たちは、大量生産はできないが、大切な人を思う気持ちを一番に考えて提供している。

 

その他宮若市のいたるところに「追い出し猫」のキャクターが存在。福丸交差点では追い出し猫の巨大モニュメントがあり、福丸バス停の待合室には追い出し猫のパネルが一際目立ったものとなっている。

 

山間の沿道にはインパクトのある猫のバス待合所、マンホールにも追い出し猫のデザインが描かれている。追い出し猫たちのゆるキャラは宮若市のイメージキャラクターとしてPR活動に貢献している。

合格、健康、商売繁盛、交通安全などの福を招き入れるパワースポットとして、宮若市の追い出し猫を訪ねてみては？