言語の可能性に注目したブラジル人アーティストによるグループ展

まだまだ寒さが厳しいが、冬の日にオススメしたいお出掛け先をご紹介しよう。

オトナの街、銀座のGINZA SIX 6Fにある蔦屋書店のアートギャラリー「THE CLUB」で、ブラジル人アーティストたちによるグループ展が開催中だ。

ブラジル人アーティストは、ここ数年世界のアートシーンにおいて再評価が進んでいるという。今回はそのなかから近年国際的な注目が高まるミラ・シェンデル、アントニオ・ディアス、デタニコ・アンド・レインの作品を集め本格的に展示する。

タイトルは、「DIALOGUE(言語)」。

 

■「Untitled, from the series Toquinhos (Little things), 1972」

アーティスト:ミラ・シェンデル

■「Cloud, 1974」

アーティスト:アントニオ・ ディアス

■「Sunset to sunrise, Sunrise to sunset (Local Time), 2017」

アーティスト:デタニコ・アンド・レイン

ミラ・シェンデルとアントニオ・ディアスは、1960年代から活躍し国際的な評価を集めていたアーティスト。デタニコ・アンド・レインは、彼らの作品と日本のポエムとの関係性に注目し、影響を受け、自らの作品の製作を行うようになった新世代のアーティストだ。彼ら3名はそれぞれ活躍する時代は異なるものの、いずれもヨーロッパとブラジルに拠点を置き、複数の言語に囲まれて活動をしている。

 

同展では、“言語”がもつ可能性に着目し、音声と意味の成り立ちのみでなく、視覚を伴うアートへ昇華させた3名のアーティストたちの対話が垣間見れるという。国内ギャラリーでは初の試みとなるから注目したい。

銀座デートの際などに立ち寄ってみてはいかが。

 

【展覧会概要】

「DIALOGUE」

・出展作家名

デタニコ・アンド・レイン、アントニオ・デイアス、 ミラ・シェンデル

・開催中

~ 3月24日(土)11:00 -19:00

・休廊日

2018年2月26日(月)、27日(火)

・会場

THE CLUB [GINZA SIX 6F 銀座 蔦屋書店内]

・ホームページ:http://theclub.tokyo

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