京都の海側、丹後には美しい自然が多く、都とは全く様相の違う魅力的な場所。
京都丹後鉄道では、丹鉄沿線の旅をより楽しんでもらうため、観光列車「丹後くろまつ号」と「丹後あかまつ号」のリニューアルを実施。丹鉄沿線イチの絶景スポットで食事が楽しめる、魅力的なコースを用意した。
■丹後くろまつ号のコース
「ランチコース」と「スイーツコース」は、丹鉄沿線で一番の絶景スポットである「由良川橋梁」と「奈具海岸」を走行。「由良川橋梁」で速度を落として走行し、「奈具海岸」の絶景スポットで一旦停車をするため、きれいな海をゆっくりと眺めながら食事が楽しめる趣向だ。
また今回復活したスイーツコースでは、西舞鶴にある地産地消のイタリアンレストラン「アメイロビストロアルル」が、オリジナルスイーツメニューを考案。車内でしか食べられない、竹炭を使った黒いロールケーキ「くろまつロールケーキ」も提供される。
■駅マルシェで特産物と地元住民とのふれあいも楽しめる
車外イベントとして東雲駅(ランチコース)では、丹鉄沿線の特産物が並ぶ駅マルシェを開催。マルシェでは、丹後ならではのお土産の購入や、地元住民の人々との触れ合いも楽しめる。さらに、天橋立駅(ブランチコース、スイーツコース)では「丹後王国シーサイドバル」にて、地ビールもしくは自家製ソーセージを1人1品提供。乗車した人全員に、丹後地方の特産品をセットにしたお土産も用意している。
ここでしか体験できない食と空間。丹後の魅力を味わい感じるダイニング列車。木材をふんだんに使い、窓には京すだれ、壁には松のデザインをあしらった車内は和モダンな雰囲気。地元の特産品も展示。
・『ブランチコース』 6,500円
福知山駅10:03発⇒天橋立駅11:53着
・『ランチコース』 10,800円
天橋立駅12:48発⇒西舞鶴駅14:50着
・『スイーツコース』 5,500円
西舞鶴駅15:30発⇒天橋立駅16:45着
定員:1コースあたり30名
定期運行:金曜・土曜・日曜・祝日
■ゆっくりと堪能できる丹後あかまつ号
「丹後あかまつ1号」では、より観光列車の旅をゆったりと楽しめるように運行ダイヤが見直された。また、「丹後あかまつ3号」では丹後由良駅での停車中に、近くにある京都・丹後の造り酒屋「ハクレイ酒造」などの観光も可能。後続列車に乗車することが可能なため、周辺をのんびり観光することも。
木目調のインテリアが温もりとやすらぎを与える観光列車。ソファ席、カウンター席など、さまざまなタイプの座席があり、車窓からゆったりと景観が楽しめる。
料金:運賃+540円(乗車整理券)
定員:33名
定期運行:月・木・金・土・日・祝日
景色を見て味を堪能して。様々な顔を持つ京都・丹後の魅力を、気軽に楽しみたい。
丹鉄HP:http://trains.willer.co.jp/
(田原昌)