都築響一の書籍『着倒れ方丈記 HAPPY VICTIMS』が10年ぶりの復刊!! 代官山 蔦屋書店で写真展開催

復刊ドットコムと代官山 蔦屋書店(渋谷区猿楽町)のコンシェルジュが書店に置きたくてもおけない重版未定の書籍を復刊させるシリーズ企画の第5弾として、入手困難だった『着倒れ方丈記 HAPPY VICTIMS』が、オリジナルの魅力を活かしたまま、ついに復刊!!!

http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2017/12/-happy-victims.html

これぞ現代日本のリアリズム、混沌と欲望うずまく小宇宙!

どうしてこんなに好きなのか!?
ブランドにはまる人々とそのブランドの服たちがものすごい圧迫感で迫りくる。
世間体? 生活? 一切関係無し。
ブランドコレクトは、俺たちのアイデンティティだ!

東京人のリアルな暮らしを捉えた写真集『TOKYO STYLE』をはじめ、秘宝館、スナック、インディーズ演歌歌手といった「業界」が見向きもしない、名も無き人々の生き様や創作活動に光を当て、今なお国内外のロードサイドを巡る編集者兼写真家の都築響一氏。

この『着倒れ方丈記』は、「流行通信」誌上に1999年4月から2006年8月まで、約7年・全87回にわたり連載されていたものをまとめ、2008年に発売された写真と文章が対となる写真作品集。

シャネル、グッチ、エルメス、ツモリチサト、マルタン・マルジェラ、コム・デ・ギャルソン、アナスイ…。
クローゼットに、タンスに、部屋の隅々に、82にも及ぶファッションブランドの服をいっぱいに溜め込んだ、どこにでもいそうな普通な人たち総85人が誌面に登場。

住んでいる部屋も決して広くはなく、持っている服を並べれば、その多さに並びきらないことも。食費を切り詰めてでも収集し、ごくごく普通の生活と一流のブランドとが混在する空間。それぞれの所有者から感じられるどことなくアンバランスな魅力。

いずれも、既存のファッションメディアには登場することのない、日本における歴史的な日常光景の一つ。

この復刊を記念して、都築響一氏の幸せな犠牲者たち(=HAPPY VICTIMS)の写真展を開催。

作品集は展示期間中、代官山 蔦屋書店で先行発売。

※本書は、『着倒れ方丈記 HAPPY VICTIMS』(2008年、青幻舎)を底本に復刊する。

【イベント概要】
■名称 都築響一『着倒れ方丈記 HAPPY VICTIMS』復刊記念 写真展
■会期 2018年1月5日~29日

■URL http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2017/12/-happy-victims.html

プロフィール
都築響一(つづき きょういち)
1956年東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で現代美術・建築・デザイン・都市生活などの記事を担当する。
1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。
以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。
1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。
1997年、『ROADSIDE JAPAN』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。
2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』を配信中。
http://www.roadsiders.com/

店舗情報
代官山 蔦屋書店

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