戌年にちなんで、アナタの愛犬を造形技術でリアルに再現「クローンワンコ」

愛犬のブラッシングやマッサージタイムは犬だけでなく飼い主にとっても至福の瞬間だ。可愛いパートナーのうっとりした顔を見ると、この上なく幸せな気持ちになる。ブラッシング後の抜け落ちた毛を見てもなんのその・・!犬を飼っている読者なら、可愛さゆえにその抜け毛ですら愛おしく感じる人もいるはずだ。

愛犬家の中には、抜け毛を袋に入れて取っておいたり、ぬいぐるみに作りかえたりする人もいると聞くが、このほど愛犬の写真とサイズを元に、同一の体毛を編み込み愛犬にそっくりな姿のリアルな動物美術造型をオーダーメイドできるサービス「クローンワンコ」が、今年・戌年に登場するのでぜひともご紹介したい。

 

■制作はあの有名企業が、オーダーメイドで。

このサービスを手がけたブラストは、映像コンテンツや美術品の企画や製作などを行う会社だ。昨年、リアルなシロクマ親子の美術造型シリーズをリリースし国内外で大きな反響を呼んだ。シロクマ親子は、従来の剥製ではなく、造形材料を駆使し、リアルな外観、質感、生物感を徹底的に再現された。親子で眠るその姿は、そこで本当に眠っているかのような生物感を錯覚させたというから驚きだ。

今回の「クローンワンコ」も、そのリアルシロクマとほぼ同一の手法で実現化されるという。

 

依頼から仕上がりまでは、言うまでもなく実に丁寧。オーダーする場合は、基本的にはまずオフィスまで愛犬と一緒に出向き、スタッフによる採寸、資料撮影などを受ける。

その後、製作スタッフが愛犬の写真とサイズを元に、同一の体毛を編み込み、頭部の毛の一本一本の植毛作業や、皮膚、肉球、爪などの全てオーダーメイド製作で行われるという。

 

素材選びには相当のこだわりがある。実際の犬により近い姿を再現するために、体毛、皮膚、眼球などそれぞれの部位ごとに使用素材を精査。皮膚素材は独自に配合したシリコンを使用し、体毛素材にはハリウッド映画の特殊造型物に使用される素材を特注するなど、考えられる限り最良の素材を選ぶという。

動物は、触れた時の毛の感触にこそ、本物の「生命感」を感じる。だから、特に体毛にはこだわっているようだ。毛材を複数混ぜ合わせてリアルな犬を忠実に再現するというが、もしも愛犬のリアル体毛の使用が許されるのならば、ここでわがパートナーの抜け毛を使ってもらえたら嬉しい・・・!

さらに、体毛に隠れた普段は見えない皮膚の色味も塗装によりリアルに再現されるという。皮膚素材のシリコンは多くの医療用器具や乳幼児用品、調理器具などに使用されている安全性の高いものを採用。シャープな爪には柔軟性のある半透明素材を使用し、壊れにくい作りとなっているようだ。

■クローンワンコお披露目会で実際にチェック!

そして、こうして丹念に製作された「クローンワンコ」は、約3カ月の製作期間を経て手元に届く。

気になる価格は、犬のサイズごとに、Sサイズ:300万円、Mサイズ:350万円、Lサイズ:400万円、LLサイズ:450万円となっている。

興味はあるがだいぶ値が張るし、どれほど酷似した分身、質感、生物感を持つ仕上がりになるのか、実物を見てからオーダーしたいという人には、「クローンワンコお披露目会」がオススメ。

本サービスは、2018年1月15日より受付開始、3月1日の正式開始と同時に受付分の実製作が開始されるようだが、この受付開始に先立ち、実際の「クローンワンコ」をみることができるお披露目会が開催されるようだ。

2018年は戌年。犬は多くの人に愛される代表的なペットだが、本サービスは、愛犬死後のペットロスから寂しさを募らせる方々や、愛犬の姿を存命中に残しておきたい方々のココロを少しでも支えたいというコンセプトの元に企画されたという。

その年の干支の物を身に付けたり飾ると縁起がいいといわれる。愛犬家の方もそうでなくとも、ご興味ある方は新年早々お披露目会へ足を運ぶのもよさそうだ。なんらかご利益にあずかる好機ともなるかも・・・!

【クローンワンコお披露目会】

日時:2018年1月6日(土)〜7日(日) 11時〜17時

場所:アーツ千代田3331 B105 マルチスペース

東京都千代田区外神田6丁目11-14 B1F(B105)

入場料:無料

■ブラスト公式サイト: http://www.blast.jp