ベントレーの職人芸とハイテクが融合した新型「コンチネンタルGT」が登場

デザインをイチから見直したという新型コンチネンタルGTは、これまでよりもロー&ワイド、滑らかなラインと鋭いエッジが印象的なスタイリングをまとう。また、LEDマトリクス技術を採用したヘッドランプとテールランプは、思わず見惚れてしまいそうな煌きを放っている。

ボディサイズは全長4,850×全幅1,954(ミラー閉)×全高1,405mm、ホイールベース2,851mm。タイヤは前後異サイズで、標準が21インチ、オプションで22インチが用意される。

大きく変わったのは、フロントアクスルの位置だ。先代よりも前輪を135mm前方に配置することで、ロングノーズ&ショートオーバーハングのスタイルを獲得。このことによって、スポーティかつエレガントな雰囲気も強調された。

そして、この変更は見た目だけではなく、走りへの好影響ももたらしている。顕著なのは、ロングホイールベース化による乗り心地の向上、前後重量配分の改善によるハンドリングの向上だろう。また、トランクリッド以外のすべてをアルミ製とし、先代より80kgも軽量化したボディも走りに効いてくる。

心臓部には伝統の6.0リッターW12 直噴ツインターボを搭載し、最高出力は635ps/6000rpm、最大トルクは900Nm/1350-4500rpmを発生。より俊敏な加速とクルージング時の効率性を狙い、新たに8速デュアルクラッチを組み合わせた点もトピックだ。

このトランスミッションでは、6段で最高速度(333km/h)に達し、7段と8段は効率性重視のオーバードライブという位置付けになる。結果、0-100km/h加速は先代の4.1秒から3.7秒へと短縮。気筒休止システムやアイドリングストップ機能も相まって、燃費も改善している。

素材の良さと職人芸が光る内装は、さすがはベントレーという仕上がり。今回はベントレー初となるデジタルメーター、ダイヤル部のダイヤモンドカット加工、エンジンの咆哮とともにパネル部分が回転して現れるローテーションディスプレイといった新たな試みも採用されている。

(zlatan)

画像元:ベントレーモーターズジャパン