「坊っちゃん」の舞台・道後温泉本館を未来に遺すクラウドファンディング開始!

文豪・夏目漱石が、そして坊っちゃんも愛した「道後温泉本館」。三千年の歴史を誇る道後温泉は、有馬温泉・白浜温泉と並ぶ日本三古湯の一つ。その中核を成す施設である道後温泉本館は、明治27年の建築から123年の歳月が経ち、老朽化している施設の修理や、近い将来予想されている南海トラフ大地震への備えが必要となっている。

全国で唯一の皇室専用浴室「又新殿」があり数多くの皇室方も来訪、古くは聖徳太子の来浴や、夏目漱石が足繁く通ったことでも有名な道後温泉本館を、今の姿で何百年も先の後世に遺していきたい。そのような思いから、平成30年の秋以降に浴場営業をしながら保存修理工事を開始。工期は約7年、総事業費約26億円が見込まれ、総額約5億円の寄附をクラウドファンディングで年3回の合計19回に分けて募ることとなった。

■工事内容
・浴場営業をしながらの保存修理工事は全国初
・周囲を道路で囲まれた狭小な土地での作業で、高度な施工技術が必要
・明治27年の神の湯本館改築以降、明治~大正~昭和と増改築を繰り返した複雑な建築物の修理

■お礼の品には最大10年間の道後温泉本館入浴優待券も

寄附した人は「小説『坊っちゃん』の舞台 道後温泉本館を未来に遺したい!」プロジェクトに賛同したものとしてメンバーに認定し、オリジナルの名刺を進呈。その他にも、最大10年間の道後温泉本館入浴優待券など、寄附の金額に応じた返礼品が用意されている。

 

松山市内在住者は、ふるさと納税対象事業のため有料調達となる返礼品はないが、「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれている「振鷺閣(しんろかく)」の刻太鼓を叩ける権利などがある。

歴史があり、雰囲気も抜群な道後温泉本館。建築物としても温泉としても、是非遺していきたい日本の宝だ。

■寄附の方法
第1回募集期間:平成29年12月1日~平成30年3月31日
① インターネットからクレジットカードを使用
② 金融機関の窓口から
③ 市の窓口から
④ 現金書留
送付先:〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町5番6号道後温泉本館内
松山市道後温泉事務所「道後温泉本館寄附」担当 宛

詳細:https://www.furusato-tax.jp/gcf/229(ふるさとチョイスホームページ)
問い合わせ先:松山市役所 道後温泉事務所
E-mail:dogo.CF.contributor@city.matsuyama.ehime.jp

(田原昌)