自分だけの「白い恋人」を作ろう!札幌・白い恋人パーク

北海道のお土産の定番であり、日本全国知らない人はいないのではないかと思われるほど知名度が高い「白い恋人」。昨年で販売されてからちょうど40周年という長い歴史を誇っており、道民の耳にはあのCMフレーズが染みついている。

そんな「白い恋人」をテーマにしたパーク「白い恋人パーク」が札幌市内にある。地下鉄東西線の終着駅「宮の沢」から少々歩かなければならないが、そんな事はお構いなしに連日の大賑わい。今や世界中から人々が集まる、大人気の観光スポットである。

外観はまさにおとぎの国。近づくと外からでも甘い匂いがするという、魅惑的な場所だ。

受付を済ませると、歴史ある優雅なチョコレートカップや、世界各地のチョコレートのラベルなどが展示されている部屋を見学。昔はチョコレートが今のように板状ではなく、高貴な飲み物として珍重されていたそう。

「チョコレートファクトリー」に入ると、バターのかぐわしい香りが部屋に満ちていた。あの「白い恋人」のラングドシャを焼いている匂いである。ファクトリーでは、実際に「白い恋人」を作っている様子が上から眺められるようになっていた。

焼き上がったラングドシャにチョコレートがのり、またラングドシャが重なってサンドされる様子が見える。ついつい見入ってしまうスペースだ。

ファクトリーの上階には、「お菓子作り体験工房」がある。ここで、自分だけの「白い恋人」が作れるという!

型抜きクッキーや自分で焼く所から体験できる「白い恋人」づくり、そして今の季節ならクリスマスらしいクッキーで出来たお菓子の家を作る事も可能。時間がない人には、30〜40分程度で完成する「白い恋人」に自分で絵を描く体験がオススメ。

工房に入ると、大きさ約14cmの巨大なハート型をした「白い恋人」が用意された。チョコレートもちゃんとサンドされており、まさに大きな恋人だ。

これにチョコレートペンを使って、自分で絵を描いていく。メッセージや自分たちの記念として名前を書くのもいい。描いたチョコレートが固まると、お馴染みの袋に入れてシールし、ぴったりサイズの箱に入れる。食べるのが勿体なくなるような、「私の白い恋人」の完成だ!

美味しいチョコレートドリンクなどが頂けるカフェもあり、白い恋人ソフトクリームも大人気。また「白い恋人」の缶のラベル部分に、自分の写真を入れてくれるサービスもある。大切な人との思い出に是非どうぞ!

(田原昌)