1960年代のレーシングエッセンスをまぶした「セブン・スーパースプリント」が60台限定発売

セブン・スーパースプリントは、9月に開催された英グッドウッド・リバイバルにおいて全世界60台で限定発売され、なんと即日7時間で完売したという、いわば幻の1台。だが、ケータハムカーズ・ジャパンの尽力や、何より日本にいる熱烈なマニアのために、日本向けとして新たに60台が生産されることが決まっている。

このモデルは、スズキ製の658ccターボエンジンを搭載した「セブン160」をベースとした高性能版だ。

搭載するエンジンはケータハムワークスレーシングの手によって最高出力を80psから96psに向上(最大トルクは107Nm)され、極めて軽いボディ(490kg・ベース車)や目線の低さも相まって、ビリビリするような加速を味わわせてくれる。

トランスミッションは5速MT。リアアクスルにはLSD(リミテッド・スリップ・デフ)を追加している。

シートはシングル/ツインのいずれかを選択可能で、ブルックランドエアロスクリーン&ウイングミラーを装備するなど、1960年代のレーシングエッセンスを採り入れたデザインも特徴としている。

550万8,000円という価格だけでなく、所有&維持するにはそれなりの準備や覚悟が必要になるが、現代のクルマが失いつつあるプリミティブな魅力が満載された1台であることは間違いない。

(zlatan)

画像元:ケータハムカーズ ジャパン