ロケーション最高!マルセイユの歴史的建造物に泊まる5つ星ホテル

飛行機がなかった時代に日本人もヨーロッパへの第一歩として利用していた、南仏マルセイユの「Vieux Port(旧港)」。この港から坂を上がっていくと、高台にそびえ立つように堂々と建つのが5つ星ホテルの「InterContinental Marseille – Hotel Dieu(インターコンチネンタル・マルセイユ・オテルデュー)」である。

手前に広がる庭園には白いバラが咲き、中央の鉄門から見た姿はまるで城のようだ。このホテル、実は18世紀に建てられた建物を利用しており、マルセイユの港を写したモノクロ時代の写真にもその姿がある。

港に対して「コの字」型に建つこのホテルは、高台に建っているという立地と前方に大きな建物がないため、旧港やマルセイユ一番の名所である「Basilique Notre Dame de la Garde(ノートルダム ド ラ ガルド寺院)」が目の前に見える。逆に寺院の方からも、このホテルがはっきりと見えるので記念に写真を撮っておきたい。

上階の廊下部分からはマルセイユの街や港がざっと眺める事が出来、また夜景も素晴らしい。観覧車も寺院もライトアップされ、港の賑やかな明かりが十分に楽しめた。

朝食の会場からも寺院を中心とした港周辺が見える。種類の豊富なパンやサラダを頂きつつ、地中海ならではの甘いオレンジを使い、自分で絞りたてのジュースを作ってみよう。これがたまらなく美味しいのだ。

中央駅からも、旧港にも新港にも近いというロケーションは、初めてマルセイユを訪れる人にはオススメ。ホテルを中心にして、徒歩でもぐるりと観光巡りができる最高の場所だ。

朝はぶらりと散歩をしながら、旧港で毎日開かれている魚市場をのぞきつつ、どこかのカフェで一息入れるのもいい。Hotel Dieuはマルセイユをのんびりと巡りたい人に、うってつけだ。

(田原昌)