AIを活用した次世代型・無人型宿泊施設「Commune」が大阪にオープン!

次世代型の宿泊施設はここまで進んでいる。

現地スタッフが常駐していない場合でも運営ができるという、次世代型の宿泊施設「Commune(コミューン)」。

11月は既に稼働率が80%を超えるなど、予約状況も好調だ。

Communeは、スマートロックやタブレットを活用したスマートチェックインシステム、AIを活用した業務自動化などにより無人による管理が可能。運営しているVSbiasでは、これまで3,800室を超える宿泊施設のシステム管理を行い、蓄積してきたデータとこれまで運営で培ってきたノウハウを詰め込むことで、革新的な業務効率化を実現している。

■AI(人工知能)を活用した業務自動化
従来では、施設スタッフが手動で行ってきた毎日の部屋割りや価格調整といった業務を、AIを活用することで自動化。また、フロントスタッフが常駐しない代わりに、ゲスト(宿泊者)とのコミュニケーションを24時間チャットで行えるようにしている。将来的にはチャットボットを活用することで、AIによって簡易的なコミュニケーションが取れるようになる。

■スマートチェックイン
当施設では暗証番号で入室可能なスマートロックを導入。また宿泊者の名簿作成や、本人確認をタブレットを通じて行う「自動チェックイン」機能を有する「m2m Check-in」を使用。こうした仕組みによって、スタッフの常駐が困難な夜間でも、セキュリティに問題なくチェックインが可能となる。

■充実した室内設備
実験的に音声アシスタント端末を導入し、ゲストはハンズフリーで様々なサービスを受けることが可能。その他にも、音声配信サービス・動画配信サービスといったエンターテイメントサービスを無料で利用できる。

■安心の旅行サポート
当施設のターゲットである訪日ゲスト向けの旅行サポートも提供。レストラン予約やタクシー配車、病院への連絡を代行する他、専用デバイスを提供することで、観光中にいつでもインターネットが利用可能となる。

Communeは容積率の問題などで広さが取りにくい施設でも効果的に運営ができることから、空き家問題の解決にも貢献できる可能性があり、今後の計画として、都市圏だけでなく地方にも積極的に出店していき、地域経済の活性化に貢献したいと考えている。新しい宿泊のカタチと、地域活性化への取り組みに期待したい。

■民泊総合研究所主催 無人型宿泊施設「Commune」オープンセミナー「特区民泊の運営支援サービスを開始」

Communeのような「新しいタイプの宿泊施設」を活用した、空室活用・不動産投資に興味がある法人を対象としたセミナーを開催する。

開催日: 2017年11月27日(月)
場所: 新宿区 西新宿6丁目8-1 住友不動産新宿オークタワー30 階
時間:19:00~20:30
定員: 35名(先着順)
費用: 無料
セミナーへの参加:http://peatix.com/event/324689/

(田原昌)