世界を出迎える、トヨタの次世代タクシー「JPN TAXI」が発車!

日本でタクシーというとセダンタイプが真っ先に連想されるが、新型JPNタクシーは背高ワゴンタイプのユニバーサルデザインを採用。「シエンタ」をベースとしながら、世界的に有名なロンドンタクシー(ブラックキャブ)にも通じる流行に左右されない雰囲気をまとっている。

ボディカラーには古くから日本を象徴する色として愛用されてきた藍色「深藍」をはじめとした全3色を用意し、一目でタクシーと認識でき、かつ街並みを美しく統一することを目指したという。

ポイントのひとつは、運転手・乗客・経営者それぞれの目線から見た“配慮”だ。

まず運転手目線では、前後左右の視界の良さに加え、視線移動の少ないフェンダーミラー(電動リモコン式)を採用。全長4,400×全幅1,695×全高1,750mmのボディも相まって、狭い路地でのすれ違いなどでも気疲れなく運転できる。

また、配車システムや空調スイッチなどはドライバーの右側に、ナビ画面や料金メーターなどは乗客からも見やすいセンターに、そして使用頻度の高いハザードスイッチをステアリング右側に大きく配置するなど、すべてが理にかなった設計とされている。

乗客目線では、乗り降りのしやすい大開口のスライドドアや低床フラットフロア、アシストグリップなどが嬉しい。また、室内空間は外観から想像する以上に余裕があり、厚みを持たせたシートに体をあずけ、大きな窓から見える景色を眺めながらゆったりと寛げる。ちなみにリヤシートベルトは夜間でもバックルの位置が分かりやすいLED照明付きとしている。

ラゲッジルームの容量は401Lで、スーツケースなら平積みで2個、ゴルフバックなら4個を収納できる。

最後の経営者目線では、新開発LPGハイブリッドシステムによる低燃費(19.4km/L)や耐久性を増した専用設計のサスペンションのほか、エンジン補機ベルトのメンテナンスが不要な電動ウォーターポンプや、サイド部分のみ交換可能な3分割の前後バンパーなどの採用も、ランニングコストの低減につながる。

標準装備となる「Toyota Safety Sense C」や6つのSRSエアバッグは、すべての人にやさしい。来たる2020年に向け、日本の街が鮮やかに塗り替えられていく。

■グレードおよび価格
和(なごみ)=327万7,800円
匠(たくみ)=349万9,200円

(zlatan)

画像元:トヨタ自動車