宮津温泉「茶六別館」で日本建築の美しさと京風懐石を堪能

海の青と松の緑が美しい日本三景のひとつ天橋立。

創業290年の茶六別館は天橋立を望む宮津の地に佇む。木造2階建ての和風建築は館内の随所にも意匠と技を用い詫び寂びを感じられる情緒ある数寄屋造り。日本の旅館文化の情緒と品性、感性を大切にしお互いに研鑚をし合う「日本の宿を守る会」の会員宿である。

客室は床の間や違い棚、欄間の繊細さが光る書院風の「蓬莱の間」、コブシや竹・さるすべりの変木など、節や曲線の美しい自然木を使用した数寄屋風の「難波」や「砧の間」など趣の異なる12室。匠のこだわりと技を感じる和の美しさが存分に味わえる客室揃い。

天橋立を望める部屋や手入れの行き届いた苔むした庭に面した部屋などから希望の部屋を。

大浴場は内湯と信楽焼の露天風呂の太郎の湯、内湯と四国の青石の露天風呂の小町の湯の2か所。それぞれの浴槽に美肌の湯で知られる宮津温泉ピント湯が注がれる。午後9時に男女入れ替えがあるので双方の浴場が楽しめる。

食事は丹後の四季折々の海の幸・山の幸を月替わりの京風懐石で提供する。毎朝漁港から取り寄せる新鮮な海の幸、丹後の豊かな自然の恵みの山の幸の素材を活かした一品一品が温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいままにいただける。

大きく肉厚でやわらかく独特の甘みがある京ブランド「丹後とり貝」や荒波で引き締められた身でありながらまろやかな風味ととろけるサシの「丹後のぶり」は珠玉の逸品。

特に冬場は極上の松葉ガニを味わいたいもの。かにづくし会席など蟹を満喫できるかに三昧のプランが一押し。

天橋立観光と日本建築の美、丹後の美味を味わいに茶六別館を訪ねてみてはいかがだろう。

 

住所:京都府宮津市島崎2039-4

茶六別館 公式サイト:http://www.charoku.com/

 

(小椚萌香)

 

【参考】

茶六別館 – 高級旅館・高級ホテルの予約ならrelux(リラックス) <https://rlx.jp/21760>