「入浴」の精神と様式を追及する「湯道」を知る展覧会開催

銭湯マニアならもうご存知かと思うが、11月26日は「いい風呂の日」である。

マイ湯桶を携えて銭湯に行くなんて方もいるかもしれない。


日本橋三越本店 本館5階リビングフロアでは、11月15日(水)~28日(火)の期間、「湯道への道」を開催中だ。

日本の生活文化「入浴」に着目し、その精神と様式を追及する「湯道」。

第3弾となる今回は、マイ湯桶や携帯用の使い切り石鹸、浴用タオルなど、銭湯に持っていきたいお風呂道具を中心に紹介する。


また、湯道を広めるにあたり、オリジナルの商品を開発。期間中、日本橋三越が提案し、小山薫堂氏が認定した商品も紹介する。

加えて、「湯道への道」開催にあわせて、湯道スタンプラリーを開催。

イベント期間中に、中央区にある9ケ所の内、好きな銭湯3ケ所を巡ってスタンプを集めた方、先着30名に粗品を進呈する(※同一の銭湯で2つ以上スタンプを集めることはできない)。

スタンプラリーのカードは、日本橋三越本店 本館5階と中央区の各銭湯で配布し、粗品の引き渡しは11月22日(水)より日本橋三越本店 本館5階 コンフォートバスガーデンで行う。

■入浴を、日本文化として世界へ発信していくために拓かれた道「湯道」

湯道とは、日本人が日常の習慣として疑わない入浴という行為を、日本文化として世界へ発信、継承していくために拓かれた道。京都大徳寺真珠庵 第27世住職の山田宗正氏から「湯道温心」という言葉を賜り、湯道は拓かれたという。

湯道の「感謝の念を抱く」「慮る心を培う」「自己を磨く」の3つの精神に寄り添いながら、日本の伝統工芸を道具として使用することで、職人たちの技や伝統を継承していきたいという思いに、日本橋三越本店が共感し、始まったこの取り組み。

この機会に日本の良き文化、湯道を究めてみる?きっと心までほっこり温まるに違いない。

【出展予定一例】
<玉川堂>鎚起銅器 湯桶(6万4,800円)、辻村塊作 辻村牛乳 (1本3万2,400円)、<桶栄>風呂椅子・湯桶、<つるや商店>脱衣カゴ、旅する石鹸など

■日本橋三越本店 リビングインフォメーション
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/floor/main_5f/living/index.html

(R.Hirashima)